變電社 變電社は転がっているデジタルアーカイブスをいろいろdiggin'して「電子古書」としてサルベージ復刊を目指すインディペンデント・レーベルです。 ご無沙汰のレビューでございますが、ガチを行きます。暑い日には暑苦しいことをするに限るという奇怪な信条を持つ社主代理持田です。ひょんなことから某版元某氏と川端康成がいかに「変態」であるかの話で盛り上がって、いい契機だと積読だった小谷野敦『川端康成伝 – 双面の人』を読んだことから、川端康成作品飛んだはずの興味の弾道が、盟友横光利一に着弾して、いろいろ国立国会図書館デジコレ漁っていたところの収穫結果として、今回は「過渡期の横光」ってことで暑苦しくビッグネームを取り上げます。ちなみに言わずもがなの横光利一に関して不明な場合はこちら参考ください。 横光利一 Wikipedia もっとも「過渡期の横光」と言いながら横光利一自体が熱を帯びた時代の過渡期