「相棒」といえば、いまや日本を代表する刑事ドラマ。天才的な頭脳で事件を解決する杉下右京とクールな神戸尊のコンビの物語だが、ドラマの重要な背景である「警察組織」を支え続けてきたのが、伊丹、三浦、芹沢の「捜査一課の3人」だ。ドラマは終盤に入り、視聴率20%超えのヒットを続けている。 今回は、捜査一課の刑事「伊丹憲一」役の川原和久さんに、相棒の10年間について聞く。 川原 和久(かわはら かずひさ) 1961年12月26日生まれ。福岡県北九州市、出身。身長、183センチ。日本大学芸術学部卒業。所属、劇団ショーマ 使えるものはなんでも使ってやる ――10年間同じ役を続けてきました。 川原和久氏(以下、川原):「(1年に1度、7カ月だけ伊丹に)会うのが当たり前みたいな感じでしょうか。同じ役を10年続けるって、なかなかできることではないので、非常にありがたいです。『相棒』はほんとに毎年ずっとやってます