ことし1月、過去最悪のトラブルが起きた、大学入試センター試験について、原因を調査してきた検証委員会の改善策が、3日、公表され、大学入試センターは、問題用紙の配付ミスにつながった試験監督のマニュアルなどを見直すことを明らかにしました。 ことし1月に行われた大学入試センター試験では、地理歴史と公民で問題用紙の配付ミスが相次ぎ、受験生およそ3500人に影響が出る、過去最悪のトラブルが起きました。 大学入試センターが3日に公表した改善策によりますと、地理歴史と公民では、今回から試験の方法が変わり、2つの問題用紙を同時に配付すべきだったのに、1種類しか配られなかったことがミスの主な原因だったため、検証委員会は、2つの教科の問題用紙を1冊にまとめることを提案しています。さらに、センターが作った試験監督用のマニュアルについて、地理歴史と公民で2つの問題用紙を同時に配付するという肝心なことが書かれていない