東急テクノシステムが開発したヘッドマウントディスプレイ型運転シミュレータ。実際に体験してきたところ、単なる省スペース型ではなく「仮想現実」の可能性を見せる画期的なものでした。 横を向けば横の映像が 鉄道業界では乗務員の養成に、本物の車両ほかシミュレータも使用しています。本物で行うのは、時間や手間など様々なコストが必要です。 そうしたなか2015年4月10日、東急電鉄の子会社である東急テクノシステムは「鉄道業界初」となる、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用した運転シミュレータを発表しました。 従来の運転シミュレータは大きなスクリーンを使用するなど、設置にスペースが必要でした。しかし今回発表されたものは頭部に装着するHMDに3D立体映像が出るため、省スペース、低コストで臨場感のある訓練が可能。それが大きな特徴です。東急テクノシステムによると、大型の運転シミュレータと比較し半分以下のスペ