今回は神戸情報大学院大学が探究プロジェクトとして関わっている「BERT=Bikers Emergency Response Team」を御紹介する。 昨年の東日本大震災の惨事をきっかけに、多くの方が災害時あるいは復興に自分は何ができるかについて、考え、行動していることだろう。神戸では1995年に阪神淡路大震災があり、私自身も被災者であった。私に限らず、阪神の経験から東日本に貢献できることは何かあるはずと考えている人は多い。本学でも何ができるか、いろいろ検討をしていた。 そんな中で知人に御紹介いただいたのが、1977年モーターサイクル・ワールドチャンピオンの片山敬済さんである。彼が提唱するBERTの構想を熱く語っていただき、聞いた我々はその構想にしびれてしまった。そして大学院として主としてIT面での支援をさせていただく形でかかわることとなったのだ。 地震など災害時の問題 災害時の対応について