旧正月を前に、デパートや大手スーパー、コンビニがギフトセットコーナーを設けている。韓国にもお歳暮を贈る習慣がある。お正月前の贈り物として人気なのはやはり食品だ。牛カルビ、牛テール(しっぽや牛の骨を24時間以上煮込んでスープにする)、りんご、干し魚、のりなど、世代に関係なく喜ばれるものを贈り合う。 お正月には法事もあるので、できるだけ韓国産の高級食材を買う。韓国の牛は「ハンウ(韓牛)」と呼ばれ、輸入牛よりも高級な肉として高く売られている。食堂でも、輸入牛のカルビに比べて、韓牛のカルビは2倍以上高い値段がついている。日本で、輸入牛より和牛の方が高くておいしいのと同じだ。 韓牛の値段は毎年どんどん値上がりしている。コットゥンシム――花のようにきれいなマーブルがあるという意味――と呼ばれるRib Eye Roll は、食堂で食べると1人前150グラムで5万ウォン(約3500円)ほどする。自治体が主