2015年09月07日06:00 カテゴリ国連記者室 潘基文氏のとんでもない「反論」 当方は度胸があってちょっとやそっとでは驚かないほうだが、この記事には驚いた。中国の北京で3日開催された「抗日戦争勝利70周年式典」とその軍事パレードに夫婦で参加した国連の潘基文事務総長は日本や米国からの批判に対し、「国連に対して誤解している。国連や国連事務総長が求められているのは中立性ではなく、公平性だ」と弁明し、日本の菅義偉官房長官の「抗日戦争勝利70周年式典参加は国連の中立性に違反する」という批判に対し反論したという。 国連機関は加盟国193カ国から構成された組織であり、各国が国連の舞台で自国の国益を追求する。国連は理想的な利他的な組織ではない。だから、国連機関の事務局トップに求められるものはその利害の調整だ。その主要原則は「中立性」だ。国連憲章第100条1を指摘するまでもなく、国連事務総長はその職務