どうしてトンデモ指導やニセ医学がなくならないかなっていうのは、先週も記事にしたんだけど、 yasumi-08.hatenablog.com 今日は、小児科医が実際に診療していて出会った困った”指導”を紹介します。 1. 市が委嘱している訪問助産師、生後1ヶ月前後で家に来る人ですね。 37週で出生したお子さんに、BCGは予定日から数えた修正3ヶ月になってから受けるようにそしてヒブと肺炎球菌ワクチンはBCGの後に受けるように言った事例。 もっと週数が早く生まれたお子さんもそうなんですが、未熟性が残るからといって予防接種は修正月齢で行う必要はありません。お母さんから離れてしまうと胎内でもらった免疫は下がる一方。むしろ早めにワクチンを打ったほうがいいくらいなので、この”指導”は間違い。次のヒブと肺炎球菌ワクチンがなぜBCGよりも後がいいのかは、お母さんへの説明がなかったそうだけど、私にも意義がわか
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