実りの秋に向け、青森県の「青天の霹靂(へきれき)」などの新しいブランド米が、ことしも登場する。魚沼産コシヒカリで知られる新潟県も「コシヒカリ頼み」の方針を転換。新ブランド米への参入を決めた。 国内の米全体の消費量が全体の1%にあたる年8万トンペースで減るなか、米価の低迷や産地間競争で新しい米の種類は増えている。かつて北日本に集中していた「おいしいお米」の産地も、北海道から鹿児島まで広がっている。 「青天の霹靂」は10月19日、首都圏などで売り出される。関係者によると、価格はこれまでの県内産よりも高めの5キロで税込み3千円ほどを見込む。青森県にはこれまで、日本穀物検定協会の食味ランキングで、特においしいお米とされる「特A」の米はなかっただけに、「晴れ渡った空に突然現れる稲妻」という名前の特A米で、巻き返しを図る。 秋田県も今年、「つぶぞろい」… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続