皆さんが4人の脱北者が船で日本に逃れて来たことに驚いている間に、僕は彼らの国との国境に行ってきました。40年前、文化大革命の嵐から逃れるため、僕が親に連れられ内陸の山東省から逃れて来た場所です。 僕が5年間住んでいた家は国境の河、鴨緑江に面する急斜面に家族が建てました。写真の僕は我が家のあった場所から数十メートル下に降りたところに立っています。対岸は北朝鮮です。 逃亡先は桃源郷 僕の家族は文化大革命で酷いいじめに遭ったため、国境の無人区を目指して夜逃げしました。住民が少なく政治闘争がないからです。遠い親戚が、そこに住む三叔(サンスウ)の一家を紹介してくれました。 僕たち一家は数日かけてSL(蒸気機関車)列車で国境に近い駅まで乗り継ぎました。さらに駅からは馬車に乗り換えて目的地まで移動しました。国境に近い村に着いた時はもう夜でした。 その先は道がないため、僕たちは月の光を頼りに凍りついた国境
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