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書評に関するobata9のブックマーク (46)

  • 手のひらサイズの実験装置で、深さ約6400kmの地球の中心の超高圧を再現!(廣瀬 敬)

    《このの著者に聞いてみた》第4回 『地球の中身——何があるのか、何が起きているのか』の著者 廣瀬 敬  さん(東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻 教授) 我々が踏みしめる大地の下には、ドロドロに融けたマグマがある――。 あながち間違えではない。ただ、「ドロドロに融けたマグマ」が存在しているのは、活火山の下だけだ。では、大地の下には、マグマ以外に何があるのだろうか。 ざっくりと結論を述べてしまおう。大地の下には、「地殻」という岩石の層がある。「地殻」の下にはより重い岩石からなる層「マントル」が存在する。マントルは、上から「上部マントル」「マントル遷移層」「下部マントル」「最下部マントル」の4層に分けられる。さて、最下部マントルをさらに掘り下げていくと、ついに地球の中心を占める「コア」に到達する。 以上が、「地球の中身」の概要だ。もちろん、地下深くまで掘り進めて中身を確認したわけ

    手のひらサイズの実験装置で、深さ約6400kmの地球の中心の超高圧を再現!(廣瀬 敬)
  • 【お金】『日本人の給料はなぜこんなに安いのか 〜生活の中にある「コスト」と「リターン」の経済学〜』坂口孝則 : マインドマップ的読書感想文

  • 売上高を5倍にできた最大の要因は会議です:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 私が社長を退任するまで、トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、19年連続して増収増益を達成しました。この間に、売上高は5倍の規模になりました。バブル崩壊があり、厳しいデフレ不況があったにもかかわらず、です。なぜ、これほど長期にわたって会社を成長させられたのか。その最大の要因は「会議」にあったと私は考えています。 経営者としては、売り上げを伸ばし、利益を伸ばすことは義務だと思っています。しかし、「売り上げを伸ばせ」「利益を伸ばせ」と部下に言い続けたところで、伸びるわけではありません。それで伸びるならみんなに言ってさえいればいいことになります。 バブル崩壊もデフレも「会議」で乗り越えた 大事なことは、「やるべきことをきちんとやる」ということで

    売上高を5倍にできた最大の要因は会議です:日経ビジネスオンライン
  • 日経BP

    株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分

    日経BP
  • パズルとストーリーの意外な“合わせ技”「ハナヤマパズル文庫」

    パズルとストーリーの意外な“合わせ技”「ハナヤマパズル文庫」:橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第21回(1/2 ページ) ハナヤマといえば、パズルやビンゴ、ルーレットなどのアナログゲームで有名な玩具メーカーだが、今年6月に発売した「ハナヤマパズル文庫」シリーズには個人的にかなり興味を持った。なにしろ“パズル”と“文庫”という、普通では結び付かない2つの単語が組み合わさっているのだ。いったいどんな商品なのか? と気になって仕方ない。 調べてみると、どうやらこの「ハナヤマパズル文庫」は、パズルゲームにショートストーリーを組み合わせたものらしい。読者はストーリーを読みながら、同梱(どうこん)されているパズルに挑戦するというゲームである。ただ単にパズルを解くだけではつまらないと感じてしまう人でも、物語の世界観に浸ることで、パズルを解くことに意味を見出せるわけだ。 ふだんはパズルにあまり興味のないワ

    パズルとストーリーの意外な“合わせ技”「ハナヤマパズル文庫」
  • 店員さんの「いらっしゃいませ」は、実はひとりごと~『「空気」と「世間」』 鴻上 尚史著(評者:朝山 実):日経ビジネスオンライン

    「おつかれさまです」 職場に電話で連絡をいれるたび、相手の第一声になかなか慣れることができなかったものだ。ずいぶん昔、社会人になりたてのころのことだけれども。 外回りに出ては図書館で時間をつぶすことが多く、そんなうしろめたい気分があったから、余計に。内勤になってからも、自然に「おつかれさまです」が出るまでに、これまたずいぶん時間がかかり、それができるようになったころには辞表を出していた。 だから午後の電車で、大音量の着信音が鳴り響き、日焼けしたサングラスの若者がケータイを手にするや「おつかれさまです」と応えるのをまぶしげに眺めていた。 若者は、組んでいた足を下ろし、声を小さくしていた。なんとなく聞き耳を立てていたのだが、相手は「センパイ」で、いまイベントの仕込みをしていて、近くにいるならメシをおごってやるとのお誘いの電話らしい。若者は「いいっすねぇ」と答えていたものの、どこそこへ行くところ

    店員さんの「いらっしゃいませ」は、実はひとりごと~『「空気」と「世間」』 鴻上 尚史著(評者:朝山 実):日経ビジネスオンライン
    obata9
    obata9 2009/07/24
    鴻上尚史]
  • 日経BP

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  • 「中国の問題は、中国だけの問題ではない」:日経ビジネスオンライン

    高騰する人件費、禁止有害物質の混入発覚、成長率の鈍化――。今、中国「世界の工場」には、様々な逆風が吹きつけている。 その様を、広大な国土の隅々にまで出かけ、2年にわたり丹念な取材を続けてきたのが、今連載の筆者であるアレクサンドラ・ハーニーさんだ。 筆者の取材は今春『The China Price』として世界各国で発売され、この12月に邦訳版も発売されることになった。ハーニーさんはなぜ、世界の工場に興味を持ったのか。連載の締めくくりとして、筆者にその理由を聞いた。 (聞き手は日経ビジネス オンライン 真弓 重孝) ―― ハーニーさんが、中国に関わりを持ったきっかけは。 アレクサンドラ・ハーニー 確か1999年か、2000年だったと思います、英国のFT(フィナンシャル・タイムズ)の記者時代に、広東省の広州にあるホンダの工場を取材する機会がありました。 現地に行って、様々な衝撃を受けました。中国

    「中国の問題は、中国だけの問題ではない」:日経ビジネスオンライン
  • あなたも私も最高の“体験”をデザインできる

    今年の8月からほぼ毎日,新しいメディアの要件を考え続けている。色々なことがうまく行ったなら,2009年当初から開発を進め,できる限り早くサービスを始めようと思っている。数年前,新雑誌の開発を手掛けたものの失敗した経験があるので,今回はぜひとも成功させたいが,新しいものをデザインするのは当に難しい。 ひょっとすると開発着手に至らないかもしれないから,企画の中身には触れないでおくが,計画しているのは,雑誌や書籍といった紙メディアではない。インターネットは利用するが,通常のWebサイトでもない。情報をほぼ一方的に提供するメディアではないものを考えている。「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)か何かか」と聞かれると「不特定多数の方々を対象にしておりません」という回答になる。これだけではさっぱり分からないと思うが,とにかく新しいサービスを世に出そうと日々知恵を絞っている。 「未来に生き

    あなたも私も最高の“体験”をデザインできる
  • 昔「日本を侮るな」、今「米国を侮るな」:日経ビジネスオンライン

    これはB級グルメではない。「エコノミストが読み解く日米の深層」という副題が語る通り、文化政治、宗教、経済・金融にまたがる日米比較論のエッセイだ。日経ビジネス オンラインでの連載記事をベースに全面的に加筆・再編集したものだ。 のタイトルはややキャッチーだが、書の4割程度を占める経済・金融の議論を読むと、著者が骨太なエコノミストであることがよく分かる。ところが、その骨太なエコノミストが日米のアニメから映画まで語り、月面宙返りのような巧みさで文化論を展開する。その意外性に満ちたギャップがそのままエッセイになっている。 「米国賛美派」「サブプライムざまーみろ派」のどちらでもない ラーメンを極め、多種多様なラーメン文化を生み出す日人と、マクドナルドで標準化を狙う米国人という類型は、経済事象にとどまらず政治、社会現象にも、思考パターンにもあてはまる。どうやったら、こんな類型化を思いつけるの

    昔「日本を侮るな」、今「米国を侮るな」:日経ビジネスオンライン
  • ドラえもんは太すぎて、家の廊下を歩けない!?――アニメのお宅の間取りを拝見

    あの主人公の住まいをリアルに推測!――「サザエさん」や「ドラえもん」など、漫画やアニメに登場する家の間取り図を紹介する「名作マンガの間取り」(1000円、四六判112ページ)が、ソフトバンククリエイティブからこのほど発売された。 著者は建築コンサルタントの影山明仁さん。作品で描かれている部屋の様子や家の外観、登場人物の発言などから間取りを推測し、作図した。50物件の間取り図を収録している。 例えばドラえもんの野比のび助邸は木造2階建てで、5つの部屋と台所がある。廊下や階段の幅はかなり狭いようで、「ドラえもんは、身長・胸囲・頭周りがすべて129.3センチということになっているが、これでは廊下は歩けない」と影山さんの分析付きで紹介している。 「ドカベン」の山田畳店は、4畳半の部屋が2つと、半帖ほどの台所、トイレがあるだけのシンプルな作り。一方「キャッツアイ」の来生邸は3階建てで、1階の喫茶店

    ドラえもんは太すぎて、家の廊下を歩けない!?――アニメのお宅の間取りを拝見
  • Business Media 誠:郷好文の“うふふ”マーケティング:私のマーケティング物語 (1/2)

    著者プロフィール:郷 好文 マーケティング・リサーチ、新規事業の企画・開発・運営、海外駐在を経て、1999年よりビジネスブレイン太田昭和のマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略、業務プロセス改革など多数のプロジェクトに参画。著書に「ナレッジ・ダイナミクス」(工業調査会)、「21世紀の医療経営」(薬事日報社)、「顧客視点の成長シナリオ」(ファーストプレス)など。現在、マーケティング・コンサルタントとしてコンサルティング部に所属。中小企業診断士。ブログ→「マーケティング・ブレイン」 20年間、ずっと心の隅にあった1冊のがある。 そのを読んだ頃、私はマーケティング・リサーチャーだった。企業から依頼されたテーマがある。データを集め、知識を蓄え、取材をして報告書をまとめ提出する。それが仕事のサイクルだった。そのテーマはある輸入製の販売チャネルを再構築するための基礎調

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  • 大人になったらわかるかな?~『算数再入門』 中山理著(評:澁川祐子):日経ビジネスオンライン

    最近、10歳ほど年下の男子から「いかにも文学少女」と評された。“少女”という響きもさることながら、ズバリ性を指摘されたことに軽いショックを覚えた。幼い頃からファンタジックな物語を読み耽り、算数や理科は大の苦手。中学受験のときにすでに自分は理系ではないと思っていたほどの筋金入りの文系人間である。 物心ついてこのかた文系街道まっしぐら。だが、ここにきてなぜか理系読みものに興味津々である。かつては苦手でも、大人になったいまならわかるかも……という淡い期待を抱いているせいかもしれない。しかも自分と似たような人間が多いのか、昨今は「文系頭にもわかる理系もの」が書店を賑わしている。 数多ある理系もののなかで、まずはやっぱり数字から。そう思って読み始めたのが書である。『数学でつまずくのはなぜか』(小島寛之著、講談社現代新書)でもなく、『いちばんさいしょの算数』(橋治著、ちくまプリマー新書)でもなく

    大人になったらわかるかな?~『算数再入門』 中山理著(評:澁川祐子):日経ビジネスオンライン
  • 偽装よりも、まずは己の「常識」を疑え~『“食の安全”はどこまで信用できるのか』 河岸宏和著(評:三浦天紗子):日経ビジネスオンライン

    あれほど世間を騒がせた中国製冷凍ギョーザ事件は、真相は闇に包まれたまま、過去の話になりつつある。だが、昨年から今年にかけて次々発覚した日国内の品偽装事件のニュースのおかげで、私たちの「の安全」に対する危機感は一気に増幅された感がある。 一連の問題は、ごく一部の関係者が利益追求を優先して、あるいは、バレなければいいのだという倫理観のなさが災いして、生まれた事件だろうか。 そんな解釈で片付けるわけにはいかない現実を、書はかなりクリアに説明している。著者によれば、日品業界全体の管理体制の甘さが、構造的に品偽装の問題を作り出しているのだ。 品偽装の中で多いのは、賞味期限ラベルの張り替えである。そもそも日には、製造年月日の表示義務がない。消費・賞味期限も業者が勝手に決めていいというのが通例だ。 もちろん、細菌検査や官能検査(人間の五感を使った品質チェック)などをもとに科学的に期限

    偽装よりも、まずは己の「常識」を疑え~『“食の安全”はどこまで信用できるのか』 河岸宏和著(評:三浦天紗子):日経ビジネスオンライン
  • 眉ツバぬぐって読んで下さい~『夜中にラーメンを食べても太らない技術』 伊達友美著(評:三浦天紗子):日経ビジネスオンライン

    個人的な印象だが、男性のが細くなったなあ、と感じて久しい。 働き盛りの30代、40代以上はメタボが気になるのか、昼はざるそばだけと決めていたり、健気に揚げ物の衣を剥いでみたり。知り合いの20代のビジネスマンは、「ダイエット中なんです」とランチ代わりにゼリー飲料だ。 確かに、これだけ健康志向ブームなら、お昼にガッツリかつ丼なんかをかきこむこと自体が反社会的行為なのかも。 もっとも、こんなアンチ・メタボ時代に、ダイエットが気にならないほうがめずらしい。男性も女性もそれなりに気を遣っているからこそ、あちこちから「大してべてないのに、なぜか太っちゃって(涙)」という嘆きが聞こえてくるのだ。 ちなみに書の著者も、若い時期にダイエットに苦しんだ一人。その体験から、ストイックな事制限を課さない「べてやせる」式のダイエットを考案し、すでに女性たちからは支持を得ている栄養学のプロである。 その理論

    眉ツバぬぐって読んで下さい~『夜中にラーメンを食べても太らない技術』 伊達友美著(評:三浦天紗子):日経ビジネスオンライン
  • ニッポン=集団主義は、ウソだった! 『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』 ~信頼は「損得」でなければ培えない:日経ビジネスオンライン

    これまで書かれてきた多くの日論や日人論には、肯定するか否定するかの違いこそあれ、“日人=集団主義”というお約束の語り口があった。ルース・ベネディクトの『菊と刀』しかり、中根千枝の『タテ社会の人間関係』しかり、土居健郎の『甘えの構造』しかりである。 ところが著者は、専門とする社会心理学の立場から、このお約束に待ったをかける。日人は当に集団主義者なのか、と。著者自身が実施したアンケート結果をもとに提出する仮説が興味深い。 〈「日人は自分たち日人のことを集団主義的な傾向があると考えているが、ただし『自分だけは例外』と考えている集団である〉 つまり、日人は内心では、「個人主義でもいいじゃないか」と思いながら、「周囲は集団主義的に考えているに違いない」と思いこんで行動する結果、社会全体としては集団主義的な傾向を示してしまうというわけだ。ややこしい国民である。 なぁんだ、結局日人は集

    ニッポン=集団主義は、ウソだった! 『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』 ~信頼は「損得」でなければ培えない:日経ビジネスオンライン
  • 「モンスター」を生んだのは?~『バカ親、バカ教師にもほどがある』 藤原和博・川端裕人著(評:朝山実):日経ビジネスオンライン

    これはタイトルでトクしているのか、客を逃がしているのか。 近ごろ週刊誌あたりで話題となる「モンスターペアレント」あるいは「モンスターティーチャー」がわんさか取り上げられ、こきみよく撃退されていく。オビの戯画化されたイラストとセットとなり早合点しそうなネーミングだが、内容に寄り添ってはいない。 モンスターたちが断罪されるのを見て、溜飲を下げようという期待をもって読むと、それこそハラを立てる人も出てくるかもしれない。 も商品である。刺激的なコピーで、お客の目をひこうとする。このコラムにしても、タイトルや見出しは編集者が考えたもので、センスのよさを感じることもあれば、なんじゃこれ!? と、掲載されたものを見て首を傾げることもある。ただ、書き手がつけたりするよりも、編集者が知恵を絞った方が、読者ウケは確実にいいようだ。 それはさておき、書は、民間から東京都内の公立中学の校長となり、地域と連携し

    「モンスター」を生んだのは?~『バカ親、バカ教師にもほどがある』 藤原和博・川端裕人著(評:朝山実):日経ビジネスオンライン
  • ド素人の多数決で「感情裁判」時代がやってくる? - ニュース - nikkei BPnet

    ド素人の多数決で「感情裁判」時代がやってくる? ~『つぶせ!裁判員制度』井上薫著(評:荻野進介) われわれ物書きにとって切実な問題である名誉毀損訴訟に興味をもち、ある裁判の傍聴に何度か通っている。恥ずかしながら、法学部出身のくせに、法廷に初めて足を踏み入れることになった。そして発見したのだが、裁判というのは想像以上にスリリングだ。被告人の口頭弁論など、言い古された言葉だが、下手なテレビドラマより面白い。 黒い法服をまとった裁判長の口調は丁寧で、声量も大きくないが、有無を言わせぬ迫力がある。権力を笠に着て、というのはこういう人を言うのだなあ、と妙に感心した。 でも自分が人を裁く立場になりたいか、といったら真っ平ごめんである。 そんな志はなかったから、ひたすらアホウ学徒の道を突き進んで今があるわけだし、間違った判決を下して誰かの人生を狂わせた挙げ句、逆恨みでもされたらたまったものではな

  • 家庭のために、ひとりになりたい~『家に帰らない男たち』 松井計著(評:朝山実):日経ビジネスオンライン

    カプセルホテルに漫画喫茶、サウナなどを泊まり歩いていると聞くと「ネットカフェ難民」という言葉が頭に浮かぶ。けれども、ここに登場する男性たちは定職についているし、帰る家もある。 家はあるのに帰ろうとはしない男たちが増えているとの情報から著者のルポは始まる。 7年前、架空戦記が専門の小説家だった著者は収入が途絶え、公団住宅を強制退去させられた経験がある。住む家を失い、子ともバラバラになった。もちろん望まぬ事態だった。 深夜の東京を歩き、意地でも路上でだけは眠るまいとファミレスで一夜を明かす。どう見られるか。他人の目を意識し、転落することに抗う日々を克明に綴った『ホームレス作家』(幻冬舎)が一躍ベストセラーとなり、起死回生、再び帰る家を得た。そんな著者だから尚更のこと、書に登場する6人の男性たちは不可解な存在に思えたのだろう。 〈あの頃──私は、一刻も早く、帰ることのできる家を見つけたい、と

    家庭のために、ひとりになりたい~『家に帰らない男たち』 松井計著(評:朝山実):日経ビジネスオンライン
  • 『普通の家族がいちばん怖い』のは「私」のせい?~食卓崩壊が告げる現代家族のカタチ:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 姪のプレゼントを買うという友人と雑貨の店に行ったときのこと。同じ子供用の玩具を二つレジに持っていこうとするので「別々のものにしないの?」と訊ねると、「喧嘩するからね」という答えが返ってきた。姪は二人。妹はなんでも姉のマネをして欲しがるのだという。ふーん。うなずいたものの、取り替え、喧嘩したりしながら遊ぶのがきょうだいなんじゃないか。ささいな違和感、どうもそれは古い考えらしいと『普通の家族がいちばん怖い』で悟った。 書は、卓から「家族」を考えようという試み。総計223世帯の母親へのアンケート調査とグループインタビュー(1999~2000年、2004より2005年)をもとにした報告書だ。同様の調査をまとめたとしては、3冊目にあたる。今回のテ

    『普通の家族がいちばん怖い』のは「私」のせい?~食卓崩壊が告げる現代家族のカタチ:NBonline(日経ビジネス オンライン)