7月16日の新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽原子力発電所3号機の変圧器に火災が発生した。変圧器から炎が吹き出し、黒煙がもうもうと吹き出す映像を見て、「最悪の事態が起こったか」と肝を冷やした人も多かったのではないだろうか。 地震の発生は午前10時13分。それから1時間経っても、火災は収まらない。発電所内の自衛消防隊が駆けつけて消火に当たっているというが、映像を見る限りでは、その姿をなかなかとらえることができない。 東京電力の担当者は、「消防署に連絡したが、あちこちに出動していて、なかなか到着しない」と説明している。柏崎原発と地元の消防署で、大地震時の優先順位について、打ち合わせができていなかったのだろうか。 その一方、テレビでは、「被災して自動車が通れない道路もある」と伝えている。消防車がどうにか駆けつけて、火災が収まったのは12時ごろだろうか。悪寒を覚えた2時間だった。 すぐにでも改善
4月15日午後0時19分、三重県中部を震源とする強い地震が発生した。最大震度となる5強を記録した三重県北部の亀山市にはシャープの液晶テレビを生産する工場が二つある。 シャープの広報室は「亀山の第2工場は揺れの影響を緩和する制震、第1工場は耐震の構造となっている。どの程度の効果があったかは未確認だが、両工場とも設備や人的な被害はないとの報告を受けている」と説明する。情報システムへの被害についてもないもようだという。このため、同社では緊急の災害対策プランを実行するなどの措置はとっていない。 亀山工場の生産ラインは地震の揺れを感知して自動停止したが、安全を確認した上で午後3時過ぎから随時操業を再開している。中部電力の商用電源の供給は、地震の影響で途絶えることはなかったという。 固定電話はNTT西日本によると、地震直後に亀山市などがある三重県北部でかかりにくい状況となったが、午後1時過ぎには解消し
3月下旬から繰り広げられた中国重慶市における立ち退き拒否住民による“立てこもり騒動”は全世界に報道され注目を集めたが、4月2日に住民と市街地再開発デベロッパーとの間で和解が成立したことで決着を見た。 衆目を集めた最大の理由は、住民が立てこもる2階建てレンガ造りの建物が周囲を堀のように10メートルも掘られ、あたかも山城のごとくそびえ、孤立する光景が、なんとも異様であったことだ。そして、国家が強権を発動して弱者である人民から奪い取るというストーリーにメディアは飛びついた。 折しも、3月に北京で開催された全国人民代表大会(全人代)で個人財産の保護を明記した「物権法」が採択されたばかりであったことから、立てこもり住民の個人財産である建物が最終的にどうなるのかが興味の焦点となった。 日本のメディアは、「中国重慶市の工事現場で、2年以上にわたり立ち退き拒否を続けた結果、孤島のような状態となった1棟の住
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 平穏なマンション生活を送っている人には、耐震偽装事件なんて「対岸の火事」としか思えないだろう。 だが、国交省のサンプル調査によれば10階建て程度のマンションの7%が耐震強度不足なのだという。実は、私たちは公権力が建物の「補強」や「建て替え」を迫ってきたら逃れられない網の中で暮らしている。そのことに多くの人は気づいていない。 耐震偽装事件では、明日にでも震度5強の地震が起きてマンションが倒れるかのように危険が煽られ、建物の「使用禁止命令」が出されて被害住民は追い立てられるようにしてマンションを離れた。ヒューザー物件(旧グランドステージ)11棟は、保有水平耐力が0・5未満だから「建て替え」と決めつけられた。建物の実態的な強さが確かめられることもな
日本HPの本社のある市ヶ谷オフィスでは、800人がフリーアドレス制で働いている。社員はノートPCを持ち運び、自分が所属していないオフィスや外部のレンタルオフィスなどでも仕事ができる。 日本ヒューレット・パッカード(HP)は、3月2日に報道陣に対して本社のある市ヶ谷オフィスを公開した。 HP創業者のビル・ヒューレットは「人間は良い仕事をしたいと思っていて、それにふさわしい環境に置かれれば、そうするものだ」という性善説的な考え方を持っていた。この「ふさわしい環境」を実現するために就業環境を良くすることに力を入れている、とワークプレイスソリューション本部の西崎泰司氏は説明する。 本社のある市ヶ谷オフィスでフリーアドレスを大規模導入 本社の市ヶ谷オフィスは2006年11月にリニューアルし、それまで本社機能を持っていた天王洲オフィスから社員を集約した。現在このオフィスには、固定席が500席、800人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く