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ブックマーク / blog.livedoor.jp/ytsubono (4)

  • 疫学批評:マンモグラフィー検診による死亡率低下、乳がん死亡の減少傾向を考慮すると誤差範囲に留まる。

    2010年09月24日 マンモグラフィー検診による死亡率低下、乳がん死亡の減少傾向を考慮すると誤差範囲に留まる。 ノルウェーでは1996年から段階的に地区ごとにマンモグラフィー検診が導入され、50―69歳の女性に2年に1回の検診が提供された。検診地区の1996−2005年の乳がん死亡率は、同地区の過去(1986−1995年)の死亡率と比べ28%低下していた。しかし、検診を未導入の比較地区でも同時期に死亡率が18%低下しており、両者の差を取ると、マンモグラフィー検診に起因する死亡率の低下は10%(28%−18%)で誤差範囲に留まった。論文はNew England Journal of Medicine 2010年9月23日号に掲載された。 ノルウェーでは、1996年からマンモグラフィー検診が導入されたが(50―69歳を対象に2年に1回、受診率は77%)、導入の仕方は全国一斉の開始ではなく、

    ohira-y
    ohira-y 2010/09/24
    「これまで考えられていたよりも、マンモグラフィーの効果は小さく、害は大きいという最近の論調に一致するデータ」
  • 疫学批評:全米科学アカデミー医学部会、加工食品中の食塩含有量の規制を提唱。

    2010年06月15日 全米科学アカデミー医学部会、加工品中の塩含有量の規制を提唱。 Journal of the American Medical Association 2010年6月9日号の論説によると、全米科学アカデミー医学部会は、米国民の塩分摂取量を大幅に減少させるために、塩を品添加物として米国品医薬品局の監督下におき、加工品や調理済み品に含まれる塩量を規制することを提唱する報告書を公表した。 報告書は議会の要請により全米科学アカデミー医学部会が作成した。報告書は、塩を品添加物として位置づけて品医薬品局の規制下に置き、品中の含有量を(国民が薄味に慣れるよう)段階的に低減させることを主張している。 米国民の平均塩分摂取量は一日8.6g。生活ガイドラインでは、適正量を3.8g、摂取上限を5.8gに設定している。報告書では、一日摂取量を6.1gにまで減少で

    ohira-y
    ohira-y 2010/06/15
    「(食塩の)一日摂取量を6.1gにまで減少できれば、心疾患や脳卒中などによる死亡が年間100,000人減少し、高血圧治療の直接費用と間接費用が734億ドル減少すると推計している。」>食塩と食品添加物は紙一重
  • 疫学批評:PTSDで、自殺完遂のリスク10倍。

    2010年03月11日 PTSDで、自殺完遂のリスク10倍。 デンマークで1994−2006年に15−90歳で自殺した全員9,612人と、自殺をせず性別や年齢などを合わせた比較群199,306人の過去の病歴を比較したところ、PTSD(心的外傷後ストレス症候群)の患者では自殺完遂のリスクが9.8倍と高かった。論文はAmerican Journal of Epidemiology2010年3月15日号に掲載された。 研究は、人口約540万人のデンマーク国民全員を対象とする各種の登録(住民登録、死亡登録、精神科診療登録など)を、国民各人に割り当てられたID番号(国民総背番号)を使ってリンクして行なわれた。PTSDの既往があったのは、自殺群の38人(0.4%)に対して、比較群では95人(0.05%)だった。 自殺群は比較群と比べて、単身者、低所得者、PTSD診断前のうつの既往者の割合が高かった

    ohira-y
    ohira-y 2010/03/11
    「人権先進国のデンマークが国民総背番号制を敷き、今回のようにセンシティブな情報を、外国の研究者に開放していることには驚かされる」>一方、消費者庁は食品安全委員会へ十分な情報を出せなかった。>窒息事故関連
  • 疫学批評:緑茶製品と肝障害、36例の症例報告。

    2009年11月25日 緑茶製品と肝障害、36例の症例報告。 ローマ大学の研究者が、緑茶製品が原因と疑われる肝障害の症例報告を検索したところ34例が見つかり、イタリア保健省の自然健康品監視システムから、さらに2例の報告があった。論文はEuropean Journal of Clinical Pharmacology 2009年4月号に掲載された。 英語・仏語・独語・イタリア語・スペイン語の文献検索により、1999−2008年の間に34例が見つかった。女性が28例、男性が6例だった。15例では緑茶成分のみの製品(浸出液、抽出物、緑茶葉パウダー)を服用し、他の症例では緑茶以外の成分も含む製品を利用していた。全例が、減量目的の製品として服用されていた。症例の7割は、服用開始後1週間から3ヶ月で肝障害が発現した。 肝障害の詳細が評価できた32例の内訳を見ると、肝細胞障害が62.50%、胆汁う

    ohira-y
    ohira-y 2009/11/25
    緑茶抽出物サプリの高濃度カテキンによる影響。/日本でも高濃度カテキンはトクホに使われている。こうしたデータもトクホ見直しの契機となるか?
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