海外からみると、日本は世界でもトップクラスのレベルで食の安全が確保されていると思われています。しかし日本に住んでいる多くの消費者は、食の安全に不安を抱いています。特にここ数年、偽装表示の多発、中国餃子事件など様々な問題が起こり、安全と安心の距離はますます広がってきています。それに答えるかのように食品の自主回収が急増しており、その中には安全性に問題が無いものまで廃棄されている現実があります。 世界では食べ物に困っている人がたくさんいるのに本当にもったいない、しかも私たちは食料の多くを海外からの輸入に頼っているのですから、申し訳ないような気持ちになります。 私がそう感じるのは、ちょうど日本で事件が頻発した2007年から2年間、日本を離れてタイで暮らした経験が影響しているように思います。タイで日本では全く異なるリスク感覚を肌身で感じたことで、日本の消費者の食の安全に対するリスク感覚に「ちょっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く