雑感672-2014.5.2「「第三文明」6月号の著者インタビュー ~議論の中心はLNT~」 5月1日発売「第三文明」のシリーズ「震災からの歩み 第33回」として、「原発事故と放射線のリスク学」著者インタビューが掲載されました。 http://www.daisanbunmei.co.jp/3rd/ タイトルは、「リスクを選択し、受容する生き方を考える」(福島原発事故発生から3年。リスク評価を研究してきた著者が“リスクを選ぶ”生き方を提案する)。 (記事の一部PDFファイル) インタビューに来られた編集者の方が、この本を読んでなるほどと思ったのは、と言って説明したことが強く残っている。彼が引用したのは、拙著257頁だった。 「わが国では、放射線のリスク評価にLNT(直線しきい値なし)仮定など認めないという人たちがいて、この人たちは、そもそもリスクはないからいいではないかと言い、他
==================================食品安全教育研究所発行= ■ ■■ 美味しい朝ご飯 ■■■ 2014年4月26日発行 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ おはようございます。河岸です。 本の紹介です。 ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方 (光文社新書) By 瀧澤 信秋 昨年末明らかになった、メニューの食材偽装の経営体質か ら、お客様目線で選んだホテルの選び方まで解説しています。 出張の多い方にお勧めです。 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4334037941 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・食品工場で便利な備品 http://astore.ama
雑感657-2013.11.25「個人被ばく量-伊達市1年間の結果 やはり、そうだった-計算値の1/2から1/3-」 伊達市は、8割もの市民にガラスバッジをつけてもらい、個人被ばく量の測定をしてきた。今回、その結果が11月21日発表された。1年間継続して測定し、集計した結果は、その8割だとのことだが、これだけ本格的な結果は他にはない。 この解説をしたいが、今、時間がないのでとりあえず、発表資料をここに転載する。また、概略として、11月22日の福島民報の記事URLを書いておく。 http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/11/post_8653.html 以下、伊達市が記者会見で公表した資料です。(PDFファイルは、ここをクリック)
雑感647-2013.7.9「ようやっと終わりましたね、BSE全頭検査」 7月1日(2013年)から、12年続いてきた牛の全頭検査が事実上なくなった。事実上というのは、48ヶ月超の検査は残るから。 何回か書いてきているが、現在の検査方法では、若い牛がたとえBSEにかかっていても、検出できないことが分かっているにも拘わらず、この検査を自治体は続け、それに対し厚労省は補助金を出してきた。 今回、厚労省が主導して、全国一斉にやめるということでやめることができた。こういう形でしかやめることができない自治体の自主性のなさに呆れかえる。 全国一斉にやめるとしても、関係自治体が集まって、皆でやめましょうという申し合わせをするなら、まだ、理解できる。しかし、国から言われ、催促されてようようやめることになった。 不思議な論理、全頭検査をすると危険と思われる 田村厚労相は28日の閣議後の記者会見で、
雑感645-2013.6.24「三保の松原と中電石炭火力発電所 -少し苦い思いも-」 三保の松原と中電石炭火力発電所 -少し苦い思いも- 世界文化遺産に富士山が登録され、そこに三保の松原(旧清水市、現在は静岡市)が含まれることになって、三保の松原の報道が増えている。三保の松原については、私には、やや苦みのある思い出がある。 かつて、三保の松原に中部電力の石炭火力発電所の建設が計画されたことがある。それに私は関係した。確か・・と思いつつ、1991年の手帖を開いてぱらぱら見ていたら、9月8日(日)に“中電のレポートをかく”という記述が見つかった。やはり、1991年かと思って、最初から丁寧に見ると、かなり中電の記述があり、この問題は1990年から始まっていたことが分かった。 三保の松原に中電は、火力発電所を計画していた。確か200万KWだった。この建設には旧清水市が熱心で環境影響などは問題
雑感627-2013.3.5「コメと放射性セシウム-意外な結果 & Googleの活動に敬服」 コメとセシウム 福島県と農林水産省は、今年(2013年)1月に「放射性セシウム濃度の高い米が発生する要因とその対策について-要因解析調査と試験栽培等の結果のとりまとめ-(概要)」を発表している。 http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/youinkaiseki-kome130124.pdf その結果は、実に意外なものである。意外な点は何かと言うと、 意外な結果の1)土壌の放射性セシウム濃度と玄米中の放射性セシウム濃度との間には相関が見られない 意外な結果の2)水中に含まれる放射性セシウムの米への移行は限定的である じゃあ、何が原因なの?と誰でも聞きたくなる。 その原因は、カリウム不足であるというのが結論。カリウムの影響が大きいのはある程
雑感616-2012.11.20「本ができました -『リスクと向き合う 福島原発事故以後』-」 この度、中公新社から拙著「リスクと向き合う-福島原発事故以後-」を出すことができました(聞き手は、読売新聞編集委員 河野博子さんです)。 この本は、二部構成になっておりまして、第Ⅱ部は、昨年末、読売新聞に連載された「時代の証言者」がベースになっています。 当初は、第Ⅰ部にリスク評価の概説みたいなものを書く企画でした。しかし、リスク研究をしてきた者として、原発事故問題に触れずに本を出すことは許されないと考えて、そのように変えようとしたのですが、これが、なかなか書けませんでした。今までやってきたリスク評価でいいのかというのが、ずっとつきまとい、苦しみました。 ブログ「雑感」で少しずつ書き、speechしつつ、一歩一歩考えを紡いできたのが、第一部「福島原発事故に直面して」です。まだまだ、入り口だ
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