『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』(安部 司:著/東洋経済新報社) 度々叫ばれる食の安全。壱番屋が廃棄した冷凍カツが転売された事件もまさにそうだ。我々が毎日、口に運ぶ食べ物への信頼。それは、命に直結する問題であり、決してないがしろにされてはいけない。 「食の安全」を考える上で、忘れてはならないのが「食品添加物」だ。どうも得体が知れず、毒性ばかりが気になる。食品を加工するのに使われている物質の全てを「食品添加物」と一括りにすることで、その実態の見えにくさに余計拍車がかかる。 その食品添加物について切り込んだのが、『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』(安部 司:著/東洋経済新報社)だ。およそ10年前の2005年10月に出版されており、食品製造の「舞台裏」を告発した初めての本であると、著者自身が評している。安部司氏は、かつて食品添加物の専門商社に入社し、実際に食品添加物を食品加工メーカ
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