40過ぎて今更、と思われるかも知れないが、ある朝ふっと大人になったことに気がついた。 他人に譲れるようになった。 自分が目立たなくても役立たなくても、全体が上手くいっていればそれでいい、と思えるようになった。 人を自然と褒められるようになった。 追い抜かれても妬んだり、やっかんだりしない。当たり前に祝福できるようになった。 自分の時間が欲しい、と苛立っていたけれど、子どもたちが巣立ったらずっとそうなのだ、と気がつき今はきちんと食べさせたり、家の中を片付けたり、彼らと向き合うことが一番大切なのだと思えるようになった。 たぶん、道を譲ったのだ。 まだ歩き続けてはいるけれど、レースを退いて歩道からのんびりと、声援を送りながら歩いている感じ。 コースをひたむきに走っているのは私の息子や後輩たちで、彼らに声援を送ったり、体調管理をしたり、サポートをしたり。 それもまた大切な仕事で、今の私がやるべきこ
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