タグ

批評に関するrikuoのブックマーク (74)

  • [レビュー]「パルワールド」はなぜ爆発的に流行したのか。今年最初の,そして(もしかしたら)最大の話題作を考える

    [レビュー]「パルワールド」はなぜ爆発的に流行したのか。今年最初の,そして(もしかしたら)最大の話題作を考える ライター:ワニウエイブ 1月19日。2024年が始まってからまだ間もないその日,おそらくは今年最大の話題作となるであろうタイトル「パルワールド」(PC / Xbox Series X|S / Xbox One)のアーリーアクセスが開始された。 「パルワールド」はわずか6日足らずで800万ものセールスを叩き出し,一時はXのトレンドワードも席巻することになった。「クラフトピア」などポケットペアの過去作はそれなりに高い人気を持っていたし,全くのノーマーク作品というわけではなかった。が,作がここまでのヒットになるとは誰も,おそらくはデベロッパすらも予測していなかっただろう。なにせSteamの同時接続数としては「PUBG」に次ぐ歴代2位とのことで,これは国産のPCゲームとして快挙なのは

    [レビュー]「パルワールド」はなぜ爆発的に流行したのか。今年最初の,そして(もしかしたら)最大の話題作を考える
  • パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」

    ポケットペアがリリースした『パルワールド』がとてつもない人気だ。発売4日で600万を売り上げ、Steamの同時接続者数は184万人を越えた(執筆時にSteamChartsで確認)。なんとこれはSteam歴代2位の記録である。もはや日で流行るのみならず、世界的なムーブメントになりつつある。 しかし、同時にこの作品に対する反発も目にする。作はポケモンのような生き物「パル」を労働させたり、銃を持たせることができる。挙げ句の果てにはプレイヤーがパルを直接攻撃できてしまうのだ。嫌がる人がいて当然だろう。 そして、作を受け入れ歓迎する人のなかには「ポケモンに求めていたものが『パルワールド』にはあった」という意見もある。確かに『パルワールド』は問題を抱えているのだが、同時に「ポケモンにないものを描けてしまった側面」も存在する。 とにかく進化しないポケモンと、そこを無理やり突破してしまった『パルワ

    パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」
  • 400万本売れた「パルワールド」早速プレイした 没頭するほど面白いのに、心の底から“申し訳なさ”を感じた理由

    1月19日発売の3Dオープンワールドゲーム「Palworld」(パルワールド)が大いに話題だ。ゲームの公式Xアカウントによればすでに400万以上を売り上げ、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」では同時接続プレイヤー数が最大で約130万人に上っている(1月22日午後1時40分時点)。 早期アクセスにもかかわらず、販売価格からの単純計算で約120億円を売り上げた計算になることから、ビジネスシーンでも話題になり始めている。一方で、ゲームシステムやキャラクターが他作に類似していることもあって、SNSでは物議を醸してもいる。 かくいう筆者も以前から注目していたタイトルで、1月22日時点ですでに25時間ほど遊んでいる。ITmedia NEWSはIT専門媒体なので、いつもならIT・ビジネス視点で「話題作・パルワールド開発の裏側」みたいな記事を書くところだが、あいにく筆者は休暇をSteam漁りで

    400万本売れた「パルワールド」早速プレイした 没頭するほど面白いのに、心の底から“申し訳なさ”を感じた理由
  • 難病とそれを取り巻く環境の理解への一歩としてADV『ヒラヒラヒヒル』を多くの人々にプレイしてほしい。かつて医療福祉現場にいたライターとして思うこと - AUTOMATON

    私は現在ゲームライターとして活動しているが、その前は社会福祉士資格を取得し医療福祉の世界に長い間従事してきた。そんな私は『ヒラヒラヒヒル』をプレイすればするほど、福祉職だった頃の後悔と歯がゆさと向き合い代弁してくれる、ある種の懺悔のような気持ちを抱いた。 作中で描かれていたのはまさしくあのとき私が体験した過去であり、現在まで続いているだろう患者と介護者、家族と部外者という関係そのものだった。今回稿の筆を執る理由としては、作に込められた社会的意義の感触を医療福祉の現場経験者である私であれば、解像度を劣化させないままに伝えられるのではないかと考えたからだ。なお、稿には『ヒラヒラヒヒル』の核心的ではない軽微なネタバレを含んでいる。購入を検討している方は、まずプレイしてほしい。 「風爛症」という架空の難病を扱った物語 『ヒラヒラヒヒル』は、アニプレックスのノベルゲームブランド「ANIPLEX

    難病とそれを取り巻く環境の理解への一歩としてADV『ヒラヒラヒヒル』を多くの人々にプレイしてほしい。かつて医療福祉現場にいたライターとして思うこと - AUTOMATON
  • 『バルダーズ・ゲート3』レビュー……をしようとしたが、レビューではない形でその面白さを伝えたい - AUTOMATON

    これまでそれなりの数のゲームレビューを投稿してきたが、作ほど言語化が難しいゲームには出会ったことがない。『バルダーズ・ゲート3』が成し遂げたことは極めてシンプル。「あなただけの冒険」を提供すること。目を引く派手さや、分かりやすい斬新さも無く、それ以上でもそれ以下でもない。だが「あなただけの冒険」というこの8文字の裏には、唯一無二の、無限に近しい奥行きのある体験が用意されている。そしてどことなく、JRPGっぽい。 ※稿はスパイク・チュンソフトからコードの提供を受け、PlayStation 5版でのプレイに基づき執筆している。ストーリーのネタバレは無い。 『バルダーズ・ゲート3』は“異文化”そのものなので、重めに前置きしたい 『バルダーズ・ゲート3』について語る前に、稿からは「ある重要な観点」が抜け落ちているということについて言及しなければならない。というのも、その事柄は日におけるゲー

    『バルダーズ・ゲート3』レビュー……をしようとしたが、レビューではない形でその面白さを伝えたい - AUTOMATON
  • 2020年激動のVTuberシーンを総括 今のVTuberを語ることはなぜ難しいのか?

    POPなポイントを3行で 激動の2020年VTuberシーンを振り返る 「VTuber」というジャンルの再編が進んだ2020年 今のVTuberを語ることの難しさと再考の必要性 2018年初頭から続くバーチャルYouTuber(VTuber)ブームだが、2020年は特に激動の一年だったと言えるかもしれない。 世界的に大きな打撃を与えている新型コロナウイルス感染症による影響は言うまでもないが、大手音楽レーベルからのメジャーデビューや英語圏、アジア圏への海外進出などVTuberたちの躍進が目を引いた。 また、2020年1月に早くもその総数が1万人(現在は1万3000人)を突破すると、巣ごもりによる配信需要の高まりもあってか登録者数ミリオン達成チャンネルが続出し、シーン全体は活況を呈していたように感じられる。 一方で大手VTuber事務所である、ホロライブ中国市場撤退や、にじさんじの所属タレン

    2020年激動のVTuberシーンを総括 今のVTuberを語ることはなぜ難しいのか?
  • いま、世界は「あつまれ どうぶつの森」を求めている

  • 誰かを貶める笑い - やしお

    新しく始まったアニメ「アフリカのサラリーマン」の第1話をこの前見て、「誰かを貶めることで発生する笑い」みたいなのはもう、見るのがしんどいなと思った。 二足歩行の動物たちのコメディで、電車で通勤していたサラリーマンが女子高校生によって痴漢にでっち上げられそうになるというエピソードが前半に流れた。サラリーマン(オオハシ)は女子高校生(ゴリラ)に向かって「鏡見ろブス」と言う。またサラリーマンの同僚(トカゲ)は、オオハシがスマホでデリヘルのウェブサイトを見ているのを女子高校生に示し「こいつのスマホを見て下さい。素人JKには興味ないんです。プロのババアにしか反応しないんです。(だから痴漢はしていない)」と擁護する、オオハシは「人の性癖ばらすのやめてくれる?」と怒る、という場面だった。 また後半では、合コンに出席したオオハシ(男)が、相手側の女性がみんな可愛かったので遅れている最後の一人にも期待してい

    誰かを貶める笑い - やしお
  • Engadget | Technology News & Reviews

    Parrots in captivity seem to enjoy video-chatting with their friends on Messenger

    Engadget | Technology News & Reviews
  • VTuberのガワと魂の入れ替わり劇場 ~月ノ美兎の批評的エンタテイメント~ - たまごまごごはん

    月ノ美兎の配信「【癒し】私と一緒にお話しましょう♪【雑談】」。視聴者から「天才」の語が大量にツイートされていた。絶賛すぎてびっくりした。 VTuberの「ガワ」と「魂」の話を、百物語の土地伝説から流れるように、バーチャルに落とし込んでいる。 なにより、「バーチャル」に対する批評性の芯を持たせつつ、エンタメに昇華している。いやあ委員長すごいよ。 時期的にも、当によく切り込んでネタにしたなと。メモも兼ねて日記書きます。 月ノ美兎の魂が入れ替わるまで ことの発端は、にじさんじ間ひまわりと行った、百物語企画。 百個怖い話言うまで帰れない放送2019【前半】 百個怖い話言うまで帰れない放送2019【後半】 視聴者やVTuberから集めた百の怪談を読み上げ、ろうそくを消していく。他のライバーのゲスト出演などもあり、怖くとも和やかに楽しめる内容。 ただ、配信中妙な出来事がいくつか起こり始める。 後半

    VTuberのガワと魂の入れ替わり劇場 ~月ノ美兎の批評的エンタテイメント~ - たまごまごごはん
  • 映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」レビュー ゲームを、フィクションを、人生をここまで愚弄する作品を私は他に知らない

    記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 公開初日の六木ヒルズ。ほぼ満員の客席、20代から30代と思しき方々がパンフレットを手に「ドラクエ映画」を談笑しながら待ちわびていた。 「ビアンカとフローラどっちを選ぶのか」「どこまで忠実にドラクエができるんだろう」「ピエールは出るかな?」。作はシリーズ屈指の名作でありながら、幼年期・青年期・その後と主人公の人生そのものを追体験するかたちで描かれる「V」の映画化ということもあり、観客、すなわちプレイヤーそれぞれの個人体験が根付いてしまっているような作品である。そのため公開前に語りたいことも多かっただろう。自分もその1人だ。 「1時間40分でアニメ化するなら幼年期はほぼカットだろうな」とか、「ほぼダイジェストにはなるだろうけど、結婚には時間を割いてくれるんだろう。原作のこのネタがあったらうれしいな」という淡い期待を持ちながら(監督・

    映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」レビュー ゲームを、フィクションを、人生をここまで愚弄する作品を私は他に知らない
    rikuo
    rikuo 2019/08/11
  • 『ゆゆ式』に関する出版物や資料及びポストモダンのポリアネス頒布物まとめ - マンダリンオレンジ in hatenablog

    ご挨拶 アニメ『ゆゆ式』関連資料の決定版とも言える『ゆゆ式 TVアニメ公式ガイドブック ~情報処理部のライフログ~』が発売され、AniFavさんで集中連載されていた脚家・プロデューサー・監督・作画監督インタビューも出揃いつつ、1年前の夏コミから活動してきた弊サークル「ポストモダンのポリアネス」も先日のC84にて頒布したvol.3でひとつの区切りとしてやるべきことは落ち着いたかなあ、という昨今、いかがお過ごしでしょうか、私です。 概要 落ち着いたらやろうと思っていた各話感想も、資料が出揃いすぎて言及の幅が無限大に広がったためどうしようとも思い悩み始めたので、ここいらで一旦、私が知っている限りの情報を整理してみようというのがエントリの趣旨です。近くにゆゆ式のイベントもありますし、ちょうどいいですね。 資料のありかだけまとめておいたら、新たな『ゆゆ式』への言及者が出てこないかなあという期待も

    『ゆゆ式』に関する出版物や資料及びポストモダンのポリアネス頒布物まとめ - マンダリンオレンジ in hatenablog
  • 『ガッチャマンクラウズ』が盛り上がっていないのは絶対におかしい。:屋上百合香のポエムノート - ブロマガ

    気が狂いそうである。 僕は幻を見ているのか?いや、そんなことはないはずだ。 今、ここ数年続いている深夜アニメ隆盛の中、また一つ飛び抜けて素晴らしい作品が誕生したというのに、僕の周りでは評判はおろか、話題にもほとんどのぼっていない作品があるのだ。 今期夏アニメとしてはじまった『ガッチャマンクラウズ』である。 『モノノ怪』『C』『つり球』などを手がけた中村健治監督の最新作であり、老舗アニメーション会社タツノコプロによる、『ガッチャマン』の“最新作”である。 しかし、この作品。放送時間が『ダンガンロンパ』『恋愛ラボ』といった他の話題アニメと重なってしまっているだけでなく、なんと放送区域がほぼ関東に限定され、さらに唯一全国どこでも視聴できるネット配信が「日テレオンデマンド」(※1)の翌週金曜日、木曜日のみの短期間限定配信なのである。 これじゃ田舎の中高生は気づかんて… せっかく大人気女優・剛力彩芽

    『ガッチャマンクラウズ』が盛り上がっていないのは絶対におかしい。:屋上百合香のポエムノート - ブロマガ
  • 『ガッチャマン クラウズ』を薦めたくなる三つの理由。 - 脳髄にアイスピック

    Crowds ガッチャ盤(期間限定) アーティスト: WHITE ASH出版社/メーカー: バップ発売日: 2013/08/21メディア: CDこの商品を含むブログ (17件) を見る 『ガッチャマン クラウズ』が面白い。 正直なところ始まる前はめっちゃ馬鹿にしてた。 話を初めて聞いたときは「ちょwww今更ガッチャマンってwww四十年前のアニメじゃないっすかwww四十年前って言ったらドカベンがまだ柔道やってた頃じゃんwwwwww…………あれ? ということはドカベンって四十年前に連載が始まって、今でもチャンピオンで毎週連載やってんの…………? 水島新司マジパネえな…………」と恐れおののいてしまった。 また監督が中村健治と聞いても、ノイタミナを見ていなかったのでどんな監督か知らなかったし、「実写映画のガッチャマンにあわせて新作放映とか、タツノコはんも上手いこと商売なさるもんどすなあ」とか京言葉

    『ガッチャマン クラウズ』を薦めたくなる三つの理由。 - 脳髄にアイスピック
  • アップデートされるヒーローと世界「ガッチャマンクラウズ」 - 藤四郎のひつまぶし

    『世界をアップデートさせるのはヒーローじゃない。僕らだ。』 タツノコプロ/ガッチャマンクラウズ製作委員会『ガッチャマンクラウズ』2話 7月スタートのアニメをひと通り見たと思ったら、見落としてて最後に見ることになったのがガッチャマンクラウズ。 このガッチャマンクラウズを7/20時点の最新話、2話まで見たんだけど、僕のフィーリングにとてもマッチしてて興奮を隠し切れない。 ガッチャマンクラウズでのガッチャマンは、地球に潜伏する異星人犯罪者、未確認物体の対処のため、自分の精神を具現化する強化スーツを装着して戦う戦士のこと。 物語はガッチャマンにスカウトされた女子高生、一ノ瀬はじめ(画像右)と、すでにガッチャマンとして戦っている高校男子、清音(画像左)が出会うあたりから動き出す。 そんで普通なら何も知らないはじめが清音や他のガッチャマンからガッチャマンについて教えてもらい、戦うことになりそうなもの。

    アップデートされるヒーローと世界「ガッチャマンクラウズ」 - 藤四郎のひつまぶし
    rikuo
    rikuo 2013/07/27
    日テレオンデマンドで視聴しているけれど、実写版ガッチャマンの30秒CMを4回連続×2なのがちょっとなー。公式サイトには90秒版のCMもあるし、せめてそちらを流してほしい。
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • n11books.com

    Salah satu permainan yang menarik perhatian adalah Slot Presto!. Dengan tema sulap yang menawan, grafis yang memukau, dan berbagai fitur serta bonus, Presto! menjadi salah satu pilihan favorit bagi para pemain. Tema dan Desain Visual Pertama-tama, Slot Presto! menarik perhatian dengan tema sulapnya yang unik. Desain visualnya mencerminkan suasana pertunjukan sulap dengan latar belakang panggung da

  • するよ? シンフォギアの響のクラスメイトの板場弓美ちゃんの話をするよ?

    今井哲也 @imaitetsuya アニメの中でアニメの話をするオタクキャラって好きになれないことが多いんだけど、シンフォギアにでてきたクラスメイトの子は最高によかった。(この人またシンフォギアの話 してる・・・)

    するよ? シンフォギアの響のクラスメイトの板場弓美ちゃんの話をするよ?
  • 日本生まれの初音ミク、アメリカ育ちのヒップホップ【前編】 (1/6)

    去年の秋、アルテスパブリッシングから出版された「文化系のためのヒップホップ入門」というがやたらと面白かった。音楽ライターの長谷川町蔵さんと、慶応大准教授の大和田俊之さんによる対談形式ので、平易な表現で読みやすく、ディスクガイドも充実。当然ながらよく売れていて、評判も高い。 しかし、入門する気がなくても面白い。というのも結果的にヒップホップの切り口から、それ以前の音楽を批評した内容になっているからだ。長谷川さんが冒頭に宣言するのは次のようなテーゼだ。 「ヒップホップはロックと同じ音楽だと思うから面白さがわからないのであって、ヒップホップは音楽ではない」「ヒップホップは一定のルールのもとで参加者たちが優劣を競い合うゲームであり、コンペティションです」 あれーっ、そうだったの? という感じだが、このの企画は音楽史研究者であるにも関わらず「ヒップホップの壁を超えられなかった」大和田さんが、自

    日本生まれの初音ミク、アメリカ育ちのヒップホップ【前編】 (1/6)
  • 「千夜一夜物語」はスゴ本

    「死ぬまでに読みたい」シリーズ。 「あたり」に出会うと、ずっと読み続けたい、終わらなければいいのに……と思うことはないか?ページを繰る手ももどかしいのに、ページが尽きるのを惜しむ、矛盾した感情。「千夜一夜物語」別名「アラビアンナイト」は、まさにその鉄板の面白さ。誰が読んでも面白いという点では、古今無類であり、読む人の心を喜ばせ、高め、慰める力を持っている。 しかも、バートン版。「千夜一夜」は多くの人が編さん・翻訳しているが、なかでも一番エロティックでロマンティックでショッキングな奴が、バートン版なのだ。淫乱で野卑で低俗だという批判もあるが、その分、意志の気高さや運命の逆転劇が、いっそう鮮やかに浮かびあがる。妖艶な表紙からして子どもに見せられないし、残虐だったりドエロだったり萌えまくる描写が山とある。これらは、人性のドロドロの濃淡・陰影をつけるための淫猥ではないかと。 物語のバリエーションは

    「千夜一夜物語」はスゴ本