Expensive advice more likely to be followed - Mind Hacks 同じ品質のワインでも,高い値段を付けられている方が美味しく感じる,なんて話がある。これと似た話で,同じ品質のアドバイスでも,タダのと有料のとでは,有料の方が従いたくなってしまう,という話がある。 これはある組織行動論の研究者が行った実験。適当にボランティアを集めて,アメリカの歴史に関する年号当てクイズに答えてもらう。被験者は正答率に応じてちょっとした(数千円ぐらいの)賞金が貰える。1セッションは15問から構成されていて,これを4セッション繰り返す。 ただし,4セッションのうち,ある1つのセッションでは,他人の回答を「アドバイス」としてタダで教えてもらうことができる。また,別のもう1つのセッションでは,他人の回答を有料で教えてもらうことができる。ちなみに被験者には,その「アドバイ
多少時期を逸したけど今日のワシントンポストの社説を読んで思い出した。簡単に食糧危機と日本のコメ問題をメモしておきたい。話はまずニューズウィーク日本版5・21「真犯人は愚かな農業政策だ(It's the Stupid Politics)」がよいだろう。英語版は無料で読める(参照)。全体の概要はリードでわかるだろう。つまり、「先進国の農業補助と途上国政府の無策がこの危機を招いた」と。英語のほうのリードは"The world's poor are paying the pirce for years of bad goverment policy in agriculture.(世界の貧困は歴年の悪農政の対価を払っている)"。冒頭が面白い。 コメを輸入する必要などないと、多くの日本の政治家は考えている。実際、昨年の国内の収穫高は国内の需要を大幅に上回った。コメ生産農家を国際競争から守るのは、自民
がーん、みなさま、常温核融合が成功してしまったとのこと。大阪大学の荒田吉明が常温核融合の実証実験を成功させた?!? き、き、きくちさん、これはいったいどういうことですかっっっ!!!も、も、もりやまさん、ちゃんと報道しないとダメではありませぬかっ! て、天下の一大事でござりまするぞ!いやあ、これで原油価格も下がるねえ。地球温暖化も解決だ! ドバイも一挙に廃墟と化すぞ。よかったよかった。しかし日本のマスコミはいっぱいきてたらしいけど、さすがに報道したとこはどこもなかったみたいね。なぜかなあ。うひひひ。でも、ホントだったら楽しいけど。 (2008/5/26, id) Irresponsible Rumors 2008 山形浩生氏の「最近の噂」で、何と日本で常温核融合が成功したというニュースが取り上げられていました。さすがにこれにはびっくりしたので、ちょっとぐぐってみると、こんなページが見つかりま
■□ イギリスにおける診療関連死への警察介入に対するガイドライン □■ 葛西循環器脳神経外科病院・内科 関根 利藏 日本でも議論となっている診療中の「予期せぬ死亡」と「重大な障害」について、イギリス保健省が2006年にガイドラインを作成しています。 Guidelines for the NHS: In support of the Memorandum of Understanding- Investigating patient safety incidents involving unexpected death or serious untoward harm(http://www.dh.gov.uk/en/Publicationsandstatistics/Publications/PublicationsPolicyAndGuidance/DH_062975) このガイドラインに
先日の「タスポ導入でmixi日記に未成年喫煙者が続々と告白」がいろんなところで、リンクされて凄いアクセス数になってびっくり。 案の定というか、小さな親切というか、リンクした喫煙者のmixi日記に、上記のエントリーのURLを張ってくれる人がいて、続々と日記は消されました。まあ日記を消しただけで、各IDは生きてそれぞれログインしているようだから良しとする? で、前回リンクしたmixiの方とそのご友人が素敵なやりとりをしているので、ぜひ引用したい! こ、これがゆとり脳なのかwww それにしても、どうやって面と向かって文句を言えばいいんだ! 文句言いたいから住所教えて? といったら教えてくれるのかな。動画でとって送信とか? しかし、日記でチキン呼ばわりしていますが、自分の喫煙日記をこっそり消している方がチキンだと思うぞ。 ・無神経なママ友の訪問に困っています(発言小町) 最初はいろいろと世話を焼い
任天堂の宮本茂やWiiに関するNew York Timesの記事。 http://www.nytimes.com/2008/05/25/arts/television/25schi.html より拙訳。タイトル含め、所々意訳。 追記:原題の " Resistance Is Futile (抵抗は無意味だ) " はスタートレックに出てくる有名なフレーズだそうですね。これはそのままのほうがよかったかもしれません。教えてくれた人どうも 「任天堂に対抗するだって?w 無駄な抵抗はやめておけ 〜 最強の55歳 〜」 宮本茂はゲーム界のウォルト・ディズニーと言っても決して言い過ぎではない。 ディズニーが1966年に亡くなったとき、宮本さんは14歳の少年だった。学校で教鞭を執っていた父の元、彼は日本の古都・京都で育った。当時漫画家を目指していた彼はディズニーのキャラクターに夢中になり、ひたすら絵を描いて
後期高齢者医療保険制度が4月から始まり、少ない年金から保険料を天引きされたお年寄りたちの悲鳴が上がっている。 これまで健康保険組合に扶養家族として加入していた高齢者にとって、ゼロだった保険料がいきなり月平均6000円ほどになる。将来は、厚生労働省の試算でも月平均8000円、人によっては1万円になるだろうと言われている。 年金でぎりぎりの生活をしている高齢者にとって、この金額はあまりにも厳しいとわたしは思う。国民の大部分もそう思っているからこそ、政府・与党に対する反発はここまで高まっているわけだ。 政府・与党は「高齢化にともなって毎年1兆円も医療費が増大するのだから、みんなで支え合わないといけない。高齢者本人も負担しなければ制度がまわらない」と主張するが、対策は負担額を増やすことだけなのか。もっと別の解決法があるのではないか。 厚生労働省や政治家は、国民の負担を増やす前に、なぜ医療コ
最近話題になっていた、政治や経営とトリアージについて、いまさらながら総論的な話しをしてみたいと思う。 まず、政治や経営について、トリアージについて語るのであれば、「トリアージをしなければいけない状態を全力で回避する」ということに尽きると思う。また、政治や経営で擬似的にトリアージのようなことを実施しなければいけない事態となった場合には、そのような事態を招いた為政者や経営者がちゃんと責任を取るという前提も重要だろう。 一方、現実の災害現場等では、やむなく本当のトリアージをしなければいけない事態が訪れることがある。そういった現場においては、粛々と、心を鬼にしてトリアージを実施するしかない。ここに戦略性なんてなく、むしろあるのはタクティクスだと思う。 そして助けられないと判断された人には黒いカード置いて、特に他に救える可能性が高い人が待っている医療関係者はそこへ対応をすることになる。こういった事態
中国の被災地で、援助物資の横流しを行っている人がいるとか、 市民による略奪が起きたり、被災地は暴動寸前だなんて報道を見た。 「貨幣」というものは、あるいは秩序をもたらすのかもしれないなんて、ちょっと考えた。 災害現場に銀行を作る 今のやりかたは、軍隊だとか政府機関が、援助物資と一緒に現場に入って、 被害にあった人達を集めて、物資を均等に配る。政府側の人にだって限りがあるし、 被害にあった人達だって、ほしいものとか足りないものとか、みんな違うだろうから、 時間はかかるし、「配る側の公平」と、「もらう側の公平」とは、絶対に一致しない。 物資は全て「もらう」ものだから、お互い買えないし、市場がないから交換も難しい。 10人ぐらいで集まって、「うちはミルク要らないから、代わりに毛布下さい」だとか、 お互い持っているものの価値が分からないと、たぶんやりにくい。 「市場」と「銀行」は、あるいは混乱した
先日,環境問題について,ある大学教授に取材する機会がありました。テレビなどにもたびたび登場している著名な教授です。予定していた取材テーマに関する議論があらまし終わりかけたとき,その教授は,興味深いことを話し始めました。 「この前,環境問題について議論したいというので,トヨタ自動車の重役会に呼ばれて出向きました。そこで役員の方は,ハイブリッド車『プリウス』についてこんなことを言っていました。『我々は環境で稼がせてもらっているけど,決して環境に良いものを造っているとは思っていない。だから,環境に良いなどという表現は使わない』と…」 確かにプリウスは,ハイブリッド技術の採用と低燃費などの特徴によって環境ブランド/環境イメージを確立しました。しかし,クルマは「もともと環境負荷の塊のようなもの」(ある環境コンサルタント)です。もちろんプリウスは,従来車と比べれば環境負荷は小さいのかもしれませんが,そ
国民1人あたりの医師の数を計算してそれが諸外国と比べて少ないから医師不足なんだ、みたいな議論って、意味が乏しいですね。そんなことを言い出したら、日本は未だに弁護士不足なはずなんだけど、実際には今年新たに資格を取得する新人さんの働き口が大量に不足している!と会内で問題となるくらい、現実には既に供給過多状態にあるわけですし(偏在があるが故に不足している分野はありますが。)。 実際のところ、歯科医師が既に供給過剰状態にあることは既に知られているし、皆保険制度がない獣医業界も大変ですし、開業医の倒産件数も徐々に増えています。病院の勤務医や一部の診察科目については医師不足が問題となっていますが、それは医師内部の待遇格差等に基づく偏在の問題であって、医師全体の数が不足しているということの裏付けにはなっていません(これも、弁護士過疎地が存在するということが、弁護士全体の数が不足していることの証拠にならな
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どうも先日からはてなでのある騒動についてあちこちコメントしているので、個人的な意見とリンクを書きます。 http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080522/1211444127 問題のエントリーが↑ですが、いくつもの削除が明記せずに重ねられています。そのためブクマコメントや後から書かれたエントリーなどでかなりの混乱が起きています。原文の再現を参考にリンクしますが、私すら憶えのない部分があるので正確さは私にも不明です。以降で私が提示するコメント先の参考のためにお読みください。*1 上記のエントリーとfuku33氏のその後の行動への評価は私のコメント先をお読みいただきたいのですがとりあえず抜粋すると(下記でコメントしたと挙げられているエントリーからです)。 fuku33氏はある時点で自分がエントリーで書いたことは事実確認のレベルから間違っていると認識したのだと思います。
“ニートの夜型生活を改善”一緒にモーニングを食べながら「なぜ働かないの?」とニートの本音に迫る 1 名前: 大工(福島県) 投稿日:2008/05/25(日) 12:14:32.66 ID:gKxIqiQX0 ?2BP 全国で定職に就かず、また、働く意思も無く、親などに生活費を出してもらっているニートはたくさんいる。そんなニートに、何とか労働意欲を出してもらおうと、沖縄県で少し変わった試みが行われているそうだ。 ニートは、大体、昼に起きて朝方に寝るという生活を繰り返している ため、通常の社会人と違い、「朝起きる」という習慣がない。 こここそが、ポイントだとにらんだ、沖縄の相談センターが、 「モーニング」を食べながら相談をする、という取り組みをしている。 普段、外に出ないニートも、「モーニングなら」と足を運びやすくなる上、 喫茶店ではなく、就職の相談センターのようなところで「モーニング」を出
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 米国で、排出量取引制度の導入に関する議論がにぎやかになってきた。大統領選挙の各候補者は、党派を問わず制度導入に前向きである。米議会でも、関連法案の審議が進んでいる。論点は制度設計の具体論に移ってきたが、有権者に「エネルギー価格の上昇」に対する理解を求める努力は遅れがちだ。 明らかに風向きが変わった 米国では、温暖化対策に関する風向きの変化を象徴する2つの出来事が続いている。焦点は「排出量取引制度」の導入だ。 第1は、共和党のジョン・マケイン上院議員による提案である。共和党の大統領候補指名を確実にしているマケイン氏は、5月12日の演説で排出量取引制度の導入に向けた私案を明らかにした。既に昨年10月に具体案を明らかにしている民主党のバラク・オバマ
そもそもここでいう「リアル」って何なのだろうか。通俗的な理解ではここでのリアリズムというのは必ずしも「実証的」とか「実現可能性を重んじた」という意味ではないと思う。そもそもまともな社会科学であればそれを実践できているかどうかはともかくそれを目指していないはずはないし。となると「リアリズム」と他の立場を分かつのは実証性とかではなくて、どのような視線が実証的か、何を実現可能とみるか、の違いであるはずだ。 通常リアリズム国際政治学を他の学派から分かつのは、そのパワーポリティクス至上主義であろう。まず実証的なレベルでは国際社会をホッブズ的な自然状態とみなす。問題はそこから先、つまりそのような観点から実証分析をしたうえで、誰に対して、どのような政策指針を提示するのか、である。 通常、リアリズムにおいては、ここで「誰」、というときの相手、処方箋の宛先は、結局具体的には一つ一つの国家であって、その集合体
環境ファンド様、正義を語る前に。 2008年5月26日 経済・ビジネス環境 コメント: トラックバック (1) (これまでの 藤井敏彦の「CSRの本質」はこちら) 引き続き社会的責任投資(SRI)です。熱烈な支持者であったワタシが社会的責任投資にほんの少し懐疑心を抱きはじめたきっかけがあります。それは、SRIの自己表現にしっくりいかないものを感じたというか、正義の代弁者のような言動、過剰とも思える自己正当化に接したことでしょうか。 もちろん、ごくごく一部のことです。一般化してはいけません。ただ、折からのCSRブ-ムで神格化されてしまい、政治的にも時の環境大臣が旗を振るなどの追い風が吹く、といった状況の中では仕方ない現象だったのかもしれません。イメ-ジだけですが、仮想例を使えばこんな感じのコメントには考えさせられました。 尊大型 「調査票に回答しない企業は社会的責任を果たさない企業と考えざ
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