日航の年金受給者らで組織する「JAL企業年金の改定について考える会」は21日、都内で集会を開き、日航の会社側が提示した企業年金の減額に反対する735人が参加した。協議では、減額に同意するかどうかは、各自が判断することで一致した。 集会では、参加者から「会社側は、『減額しないと、法的整理になる』などと脅すように同意を求められた」などの不満が相次いだ。また、約8800人のOBのうち64%が同意しているとの会社側の事前調査に対し、「同意が多すぎる」との指摘もあった。 このため、減額に必要な3分の2以上の同意が集まった場合、本当に同意しているかどうかを正確に確認する方針も決めた。