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ブックマーク / science.srad.jp (18)

  • ヘリウムガスをパーティーバルーンに無駄使いするのはやめたほうがいい | スラド サイエンス

    ヘリウムガスをパーティーバルーンの浮揚用ガスに使用するのをそろそろやめたほうがいいのかもしれない。「持続可能な化学」を研究する、Imperial College の Tom Welton 教授の主張によれば、MRI 装置の超伝導電磁石の冷却に使用されているヘリウムガスをもっと大切に使用するべきであるとのこと。ヘリウムガスは天然ガスを産出する際の副産物であり、工業的に生産することができない (BBC News の記事、家 /. 記事より) 。 ヘリウムガスが今日明日に枯渇するということはないものの、ヘリウムガスが枯渇してしまう前に何か手立てを講じなければ、30 年から 50 年の時間軸の中で、非常に重大な問題が起きるとしている。医療機関で欠かすことのできない MRI 装置に使用される磁石はヘリウムガスによって冷却されている。Welton 教授によれば、パーティーバルーンにヘリウムガスを使用

  • メキシコ湾原油流出事故で流出した原油とガス、20万トン以上をバクテリアが分解 | スラド サイエンス

    2010年のメキシコ湾原油流出事故で流出した原油や天然ガスのうち、20万トン以上が湾内のバクテリアにより分解されていたそうだ(ロチェスター大学のニュースリリース、Environmental Science & Technologyの記事、家/.)。 これまでの研究により、海中でプルーム状になった原油をバクテリアが分解していることがわかっていた。米国のロチェスター大学とテキサスA&M大学の研究者らは、海中の酸素量変動を測定することでバクテリアによる炭化水素の分解量を試算した。その結果、事故から5か月の間に少なくとも20万トンの原油や天然ガスが分解されたことが判明したという。事故発生後、BP社は大量の分散剤を油井の出口に投入しているが、分解量は分散剤の投入量に連動して増減していたとのこと。分散剤は油を細かい油滴に分解し、生分解を促す目的で使用される。分散剤使用の是非についてはさらなる研究が必

    ruletheworld
    ruletheworld 2012/09/17
    COREXITのセールス乙。ほとんど誤差じゃねーか。
  • 北極から大量のメタンガスが放出されている? | スラド サイエンス

    北極の永久凍土内には大量のメタンが溶けており、また、メタンハイドレートの形でも存在しているという。永久凍土層に溶けているだけでも、十億トンものメタンガスが存在すると見積もられている。そして、地球温暖化などによってそれが大量に放出されている、という調査結果があるそうだ。(WIRED、HIPPO project、NPG Nature Asia-Pacific、/.家)。 NASAのジェット推進研究所(JPL)に所属するEric Kort氏が2009年から2010年の間に5回、北極海上の大気に含まれるメタンの濃度を体系的にマッピングする調査を行った結果、海洋表面に近いところで高い濃度を検出し、その領域では1平方メートルあたり2ミリグラムものメタンガスが放出されているという。とくに高い濃度が観測されたのは海氷の亀裂部分や海氷が溶けて拡散している地域であったとのこと。 メタンハイドレートはエネルギ

  • 元 NASA 職員 49 名が NASA に嘆願書、「二酸化炭素による人為的温暖化説の公表をやめて」 | スラド サイエンス

    NASA は、地球温暖化の主な原因は人為的な二酸化炭素の排出であるとする見解を公表しているが、これに対して、気候変動に懐疑的な元 NASA 職員 49 名が、こうした「極端な見解」は同局の気候調査の評判を貶めるとして、地球温暖化の主因を二酸化炭素とする立場をメディアや web サイトを通して公表することを止めるよう、嘆願書を提出したとのこと。49 名の中には、アポロ宇宙船で月面着陸した Harrison Jack Schmitt 氏や Walter Cunningham 氏が含まれる (National Post の記事、家 /. 記事より) 。 NASA Watch の編集者 Keith Cowing 氏によれば、嘆願書を提出した 49 名のほとんどはヒューストンにあるジョンソン宇宙センターに勤務しエンジニア畑を歩んできたという。つまり「気候科学者ではない」とのこと。また NASA の

  • LEDの発光効率が100%を超える | スラド サイエンス

    MITの研究チームは、高温下で非常に低い電圧をLEDに印加すると、発光効率が100%を超えるという研究成果を発表した(論文概要、 DVICEの記事、 PhysOrg.comの記事、 家/.)。 印加する電圧を下げていくと入力電力は電圧の2乗に比例して減少するのに対し、LEDの発光出力は電圧に比例して減少していき、超低電圧時には発光効率が100%を超えるとのこと。30ピコワットの入力電力で69ピコワットの発光出力が得られたという。これはLEDが周囲の熱エネルギーを吸収して電力に転換するためで、発光効率が100%を超えるとLEDの温度は低下するとのこと。常温では十分な吸熱は行われないが、発熱の少ないLED照明や冷却システムなどへの応用も考えられるという。

  • 共和党のサントラム氏曰く、「私は反科学論者ではない」 | スラド サイエンス

    米大統領選の共和党候補者の一人リック・サントラム氏は、月曜日に行われた演説のなかで、自身の保守的な科学観に対する批判こそ「反科学」であると反撃したとのこと (CBS News の記事、家 /. 記事より) 。 この日サントラム氏は、米国内におけるエネルギー生産量を増やすことの重要性に触れた際、地球温暖化問題の提唱は「インチキな研究」に基づいており、気候変動科学は「政治的科学」と何ら変わりないと述べたという。また折に触れて鉱山労働者だった祖父の話を持ち出すサントラム氏は、環境規制によってペンシルバニア西部の石炭産業が縮小されてしまった過去を激しく非難し、「科学と技術を信じる我々こそ、持てる資源を利用することで、質の高い生活と良好で安定した環境の維持を保証します」と聴衆に訴えたとのこと。

    ruletheworld
    ruletheworld 2012/03/03
    『環境規制によってペンシルバニア西部の石炭産業が縮小されてしまった過去を激しく非難し、「科学と技術を信じる我々こそ、持てる資源を利用することで、質の高い生活と良好で安定した環境の維持を保証します」』
  • 「21 世紀は異常気象が確実に増加」。気候変動に関する政府間パネル発表 | スラド サイエンス

    気候変動に関する政府間パネル (IPCC: the Intergovernmental Panel on Climate Change) は、地球温暖化が進むにつれて 2010 年にロシアで発生した熱波や、「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸東部で起きた干ばつのような極端な気候現象が進むとの報告を発表した (Nature News & Comment の記事、家 /. 記事より) 。 IPCC によると 21 世紀の世界では温暖化が進み、極寒地域が減少することは「事実上避けられない」とのこと。実際の降水や嵐、また洪水の危険性にどのような影響があるかは分からないことも多いが、場所によっては「居住地域としてはますます限界に近づく」ことが考えられるとのこと。なお、この発表の元となっている報告書の詳細は公開されてはいない。IPCC によってまとめられたこの報告書の要旨は IPCC に関わる全て

    ruletheworld
    ruletheworld 2011/11/23
    スラドは数年前の時点で見る影もないとは思ってたが、ACですらなく自分はバカ宣言する輩の巣窟と化してるのぅ
  • 負極に昆布を使用すれば、リチウムイオン電池の容量が 10 倍に | スラド サイエンス

    せっかくなんで今回の話を理解するために必要なリチウムイオン電池の知識を. ・バインダー 電池の電極は基的に活物質とバインダーから出来ています. 活物質というのは実際にLiイオンを吸収・放出する材料です.ただ,粒子が大きいと内部までイオンが浸透するのが大変になる(使える容量が減る,充放電速度が遅くなる)ため,通常はナノ粒子化して使用します.こうすると表面積が増えてイオンの吸収・放出が速くなり(=充放電が速くなる),中心まできっちりイオンが入れるため容量もしっかり使い切れるようになります. その一方,ナノ粒子のままだとバラバラに崩れてしまいますし,集電極(外部と繋がっている電極)との電気的な接触も取れませんから,ナノ粒子をしっかり結びつけて全体の形状を保持するための「糊」が必要になります.これがバインダーで,今回の報告ではこのアルギン酸ナトリウムをバインダーとして15wt%使用しています.リ

  • 飛行機が空港に雪を降らせる | スラド サイエンス

    既知の事項 Hole-puncn(薄い雲に空いた穴)やcanal-cloud(厚い雲に空いた通路状の穴)というものが空港の近くで見られることが知られており,航空機によるものと考えられている.直径は数キロ程度には広がる. ちなみにこんなの. http://labaq.com/archives/51142096.html [labaq.com] (最後の衛星写真は,今回の解析でも用いられている)過冷却状態の雲中で航空機による擾乱で核が発生し降雪となって落ちていると考えられているが,あまり詳細には検討されてこなかった.メカニズムとしては一応Bergeron-Findeisenプロセス(通常の連鎖的な降雨のプロセス)と思われる.今回の研究 とりあえず今まで予想されていたモデルをそのまま放り込んで計算.輻射とか地面との間の熱交換はめんどくさいから無視.一度氷核が生成すると,Bergeron-Find

  • 世界人口は「持続可能な人口数」を超えてしまったか? | スラド サイエンス

    ピューリッツァー賞を受賞した作家Thomas Friedmanは、人類は21世紀の最初の10年を「糧価格とエネルギー価格が高騰し、人口は急増、竜巻が街を壊滅させ、記録的な干ばつや洪水が発生、人々が避難のために移動させられ政府がその対処に錯綜した10年」として数年後に思い出すようになるだろうと記した。我々は「一体何を考えていたんだ?」と自問するだろうと。 Friedman曰く、我々は現在二つの輪に縛られているという。その一つは人口増加と温暖化によって糧価格が押し上げられているという点。糧価格の高騰は中東における政治的不安定を引き起こし、これが原油価格を高騰させ、そしてこれがまた糧価格を押し上げ、さらなる政治的不安定さを生むというもの。 Global Footprint Networkによると、現在人類は地球の資源を持続可能なスピードを超える速さで消費しているとのこと。我々は文字通り未

  • セシウムを安定的に閉じ込める材料が開発される | スラド サイエンス

    物質・材料研究機構 (NIMS) が、セシウムを安定して閉じ込めることができる新材料を開発したと発表したとのことだ (NIMS のプレスリリース、詳細 PDF 版、日経済新聞の記事より) 。 セシウム 137 は、半減期が 30 年と長く、また水溶性が高いため、熱的・化学的に安定な固体化合物に吸蔵させた上で地下深く埋設・貯蔵処分するのが有効とされているが、コスト面からより少ない体積で大量のセシウムを吸蔵できる固化体が求められている。今回は、酸化チタンとセシウムを溶解した酸化モリブデン熔融体を電気分解することによって、チタン酸固化体 1 cm³ あたり 1 g の高濃度セシウムを吸蔵させることに成功したとのことだ。また、標準的な固化体の一つであるホウケイ酸ガラスから比較して、溶出率が 1/170 以下に抑えられることが明らかになり、より安定して閉じ込めることができるという。 リリースでは、

  • アーカンソー州の群発地震、人間の活動が原因の可能性 | スラド サイエンス

    アーカンソー州中北部での群発地震が、人間の活動に起因する可能性を専門家が指摘している(International Business Times、FoxNews.com、家/.)。 マグニチュード4.7の地震がアーカンソー州グリーンブライアーの北西で発生したのは現地時間の2月28日午後11時。昨年9月から800回以上発生している地震のうち、最大のものだ。17分後にマグニチュード3.8、日付の変わった午前2時46分にもマグニチュード3.6の地震が発生し、1日だけで20回以上の小さい揺れが観測されたそうだ。 アーカンソー大学の地震学者Hanan Mahdi博士によると、この地域では自然に発生したものと人間の活動に起因するもの、2種類の地震活動が起きている可能性があるという。地震が発生したガイ及びグリーンブライアーは天然ガスを豊富に産出するが、天然ガスの採取時に副産物として塩水が排出されることが

  • ミツバチ大量死の原因、解明か | スラド サイエンス

    ミツバチが失踪する「蜂群崩壊症候群」が世界中で問題となっているが、この原因がとうとう解明されたそうだ (The New York Times の記事、家 /. 記事、doi:10.1371/journal.pone.0013181.t001より) 。 米国では 2006 年、ミツバチのコロニーの 2 〜 4 割が「蜂群崩壊症候群」に見舞われたとも言われている。モンタナ大学や米軍の研究機関らによる共同研究によると、「蜂群崩壊症候群」が発生した全てのコロニーにおいて、ある特定のウィルスとカビによるダブルパンチが確認されたとのこと。 どちらか片方のみでは持ちこたえるコロニーもあるようだが、両者が組み合わさると 100 % の確率でコロニーが崩壊してしまうとのこと。ウィルスとカビのどちらかがコロニーに打撃を与え、もう一方が決定打となっているのか、それとも両者が組み合わさることで何か特別な作用が働

  • NEDO、レアアースの一種であるセリウムの代替技術を開発 | スラド サイエンス

    MSN産経ニュースの記事に依ると、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究グループが希土類(レアアース)の1種で液晶テレビのガラス基板研磨に用いられるセリウムの代替技術などを開発したそうだ (参考:NEDOのプレスリリース)。 セリウムは電子部品の研磨などにも使われる重要な物質でありながら従来は代替品がなく、さらに産出量の9割を占める中国が最近になって輸出制限を行なったことで価格の高騰などが起きていた。今回、研究グループでは研磨パッドの素材を変えるとともに、研磨剤としてセリウムより安価な酸化ジルコニウムを使うことで従来品より研磨効率を50%改善したとのこと。また、セリウムを有機物に付着させて「複合砥粒」とすることで従来より研磨効率を50%改善し、セリウムの使用量を減らすことが出来たそうだ。 中国側は9月8日の日中交渉で「代替品を開発してはどうか」と発言したそうだが、

  • 「チーム・マイナス6%」が衣替え、「チャレンジ25キャンペーン」に | スラド サイエンス

    CO2削減についての啓発活動を行っているチーム・マイナス6%(事務局・環境省地球環境局地球温暖化対策課国民生活対策室)が衣替えする。新たな運動はチャレンジ25キャンペーンといい、わが国の掲げる新たな目標「温室効果ガスを1990年比で25%削減」に向けて活動を展開するという。 タレコミ人としては、新たな活動では、クルマや電化製品の買い換えがエコであると錯覚させるような告知をしないことや、エコドライブなどというヌルい提言はやめて「マイカーに乗るな」とはっきりした指針を打ち出すことを期待したい。

    ruletheworld
    ruletheworld 2009/12/21
    『新たな活動では、クルマや電化製品の買い換えがエコであると錯覚させるような告知をしないことや、エコドライブなどというヌルい提言はやめて「マイカーに乗るな」とはっきりした指針を打ち出すことを期待したい』
  • 世界中で「死の海」が増加中 | スラド サイエンス

    「死の海(dead zone)」と呼ばれる、水中の酸素含有量が著しく低いエリアが、世界中の海で増加している。現在死の海は世界中に405エリア確認されているが、その大多数が1960年代以降に発生したものだそうだ(Scientific Americanの記事、Science誌掲載論文の要旨、AFPBB Newsの記事)。 死の海は周辺の生態系に影響を与えるだけでなく、経済的なダメージも与える。たとえば、1976年にニューヨーク州やニュージャージーの沿岸部で発生した、1000平方キロにもおよぶ海の低酸素化により、最終的に5億ドルもの損害が起きたそうだ。また、米国チェサピークの沿岸に発生した死の海では、毎年約8万3000トンにも及ぶ魚や海中の生物が死んでいる。 死の海は肥料の河川からの流入や、化石燃料の燃焼時に発生する窒素化合物が雨水に溶けて海に注がれる、といった海洋汚染が原因とされており、化学肥

  • 地球温暖化は1730年代にも発生した | スラド サイエンス

    大英帝国海軍の航海日誌を調べているイギリスの研究グループによると、現在観測されているような急激な温暖化現象が1730年代の北大西洋およびヨーロッパにおいても発生していたという(The Registerの記事、Times Onlineの記事)。大英帝国の航海日誌はネルソン提督のビクトリー号やクック船長のエンデバー号といった大物から小型のフリゲート艦まで艦船ごとにまとめられており、気圧、気温、海水温、風向きと風の強さなどが記録されているため、新たな歴史的気象データのソースとして注目されているそうだ。今回の発見をしたSunderland大学のDennis Wheeler博士は、温暖化はまったく自然に発生することがあり、気温の変化を安易に二酸化炭素排出量だけに結びつけるのは間違っていると指摘している。 (追記 by O):温暖化は過去に何度も起きているが、今回のは過去のどの時期よりも深刻である事が

    ruletheworld
    ruletheworld 2008/08/11
    エセ温暖化懐疑論に持ち込みたくて仕方なさそう
  • 日本人に動脈硬化が少ないのは魚を食べるから? | スラド サイエンス

    人はアテローム性動脈硬化症のリスクが低いとされているが、その要因が遺伝子によるものかどうかを比較した調査Omega-3 rather than genetics is key to lack of CHD in Japanese?が公開されている。 日人、米国人、および米国で暮らす日人を調査したところ、米国人および米国で暮らす日人に大きな差はなく、日に暮らす日人の冠状動脈石灰化(CAC)が低く、オメガ-3脂肪酸の値が高い結果となった。遺伝子によるものではなく、日における生活、「魚」の摂取が要因と推測されている。お魚をべると、頭が良くなるだけでなく、この手の病気にもなりにくいようだ。

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