「駆け込み退職」再雇用=教員補充のめど立たず−名古屋市 「駆け込み退職」再雇用=教員補充のめど立たず−名古屋市 名古屋市は22日、退職金が引き下げられる前の2月末で退職する教員を3学末までの約1カ月間、臨時講師として再雇用する方針を固めた。退職に伴う欠員補充のめどが立っていないためで、市は各学校の校長を通して教員に打診を始めた。 愛知県の教員の退職金は、3月から約150万円引き下げられる。市教育委員会によると、3月末に定年退職を迎える市立の小中学校と特別支援学校の教員279人のうち、91人が2月末に退職する意向を固めている。 県教育委員会は「3月末まで勤めた教員との間に不公平感が生じる」として、「駆け込み退職」の教員を再雇用しないよう市町村に通知している。しかし、名古屋市は「子どもたちの教育に与える影響を少なくしたい」として、教育現場の混乱を防ぐことを優先した格好だ。(2013/02/