【2014年5月20日 東京大学】 東京大学などの国際研究チームが、天の川銀河の円盤外縁部がふくらんだ「フレア領域」に5つの星が位置することをつきとめた。こうしたフレア領域の天体は、その分布や運動に影響を及ぼすダークマターを調べる手がかりとして期待される。 天の川銀河と、フレア領域でのケフェイド変光星の分布(図中左側)。図の右側は太陽系(オレンジ)周辺。クリックで拡大(提供:R. M. Catchpole (IoA Cambridge) and NASA/JPL-Caltech.) 私たちの天の川銀河の円盤には、外側がふくらんで厚くなっている「フレア領域」と呼ばれる部分がある。銀河のほとんどの恒星や星間ガスは銀河円盤に集まっているが、このフレア領域に恒星が存在するかどうかはこれまでわかっていなかった。 松永典之さん(東京大学助教)とマイケル・フィーストさん(南アフリカ・ケープタウン大学名誉
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