ベトナム戦争と日本 吉沢南 [著] (岩波ブックレット, . シリーズ昭和史||シリーズ ショウワシ ; No.12) 岩波書店, 1988.7 タイトル読み ベトナム センソウ ト ニホン
個 (わたし) と共同性 (わたしたち) : アジアの社会主義 吉沢南著 (新しい世界史, 9) 東京大学出版会, 1987.11 タイトル別名 個と共同性 タイトル読み ワタシ ト ワタシタチ : アジア ノ シャカイ シュギ
吉沢先生は2001年に亡くなりましたが、その書き残された論考を集め、編集したのが本書です。その文章は今も輝きを失っていないどころか、アジア現代史を民衆の視点から考えるとき、必ず参照されなければならないのではないか、と思っています。 また、私は10年ほど前に、吉沢先生の生前最後の本となった『ベトナム戦争』(吉川弘文館)を編集させていただいたのですが、この本は1968年までの記述で終わっており、続編を準備されている時に先生は急逝されました。「民衆の視点からベトナム戦争の通史を描く」という先生の構想は未完となってしまいましたが、何とかそれにつながる作品を世の中に送り出せたのではないかと勝手に思っています。 それに、論文編成のご相談にのっていただいただけでなく、解説を執筆いただいた古田元夫先生(東京大学)、同じく解説を執筆いただいた、吉沢先生の著作をいくつも編集され、先生を知り尽くしている編集者・
もうすぐ8月15日がやってきます。 この日が近づくと、私はどうしても戦争のことを考えてしまいます。 アジア太平洋戦争を知るための政治史も軍事史も大事ですが、有志舎(と永滝)としてはこの本を推したいと思います。 吉沢南さん著『私たちの中のアジアの戦争』(有志舎、本体2600円)です。 帝国日本が軍事進駐した仏領インドシナ(今のベトナム)に向かった様々な当時の「日本人」(この中には台湾の人も含む)が体験した戦争の姿を、オーラルヒストリーの手法で描き出した本です。 登場するのは、日本軍の工作機関に配属された日本人電信係、憲兵として従軍し、戦後はベトミン軍に参加しインドシナ戦争を戦った兵士、「日本人」農業指導員としてベトナムに渡り、戦後もベトナムに住んでいたにもかかわらず、後に無国籍者とされ「難民」となった台湾人などです。 彼らへの聞き取りをもとに、民衆にとっての戦争体験・戦後体験の意味を問い直し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く