1 学問はなぜ必要か(学問とは何か—二〇一二年東京大学大学院入学式来賓祝辞;「職業としての学問」について—X君への手紙;政治学教育の専門性と一般性—学問・教育・実務の相互関連について;学者はナショナリズムの防波堤たれ—国家を超える「学問共同体」の役割) 2 政治の現実と学問(わが青春の丸山体験;思想家としての丸山眞男;書評『丸山眞男回顧談』(上・下);丸山眞男は戦後民主主義をいかに構想したか—「精神的貴族主義」と「少数者」との関連を考える;丸山眞男の政治理論—一九五〇年代の状況との関連とその普遍性;二人の「学者政論家」—吉野作造と大山郁夫;日本の政治学のアイデンティティを求めて—蝋山正道の政治学の模索;国際環境の変動と日本の知識人;革命期のリーダーの原型マキアヴェッリにおける「予言者」と「君主」) 3 学問と価値観(学外と学内—長谷川如是閑のアカデミズム観;中央大学の政治学—二つの原点;南