・中国軍事パレードで気になったこと(極東ブログ) → 中国(中華人民共和国)は戦勝パレードをする権利がある。それ自体はとがめようがない。しかし,その内実はきっちり「反ファシズム陣営の一員として,大日本帝国を倒したこと」の誇示でなくては名実が一致しない。このような大々的で現在の兵力を誇示するような軍事パレードとして挙行し,虐殺を行った独裁者を招待したことについては,批判されて当然であろう。 → 潘基文国連事務総長について。彼はこの軍事パレードの意味合いが,日中戦争の戦勝誇示にはないことを当然知っていたが,にもかかわらずバシール大統領と同席したのである。確かに国連は二次大戦の連合国=反ファシズム陣営を起源するが,反ファシズム陣営として連合したのに身内に全体主義国家を含むというねじれを原初から有していた。このねじれが冷戦と国連の無力化の双方を生んだわけであるが,だからこそ起源を論拠に中国の正当性