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ブックマーク / okatake.hatenadiary.org (10)

  • 2018-07-05 - okatakeの日記

    4日(水)、午前中にサンデーの原稿をゴール際に押し込み、午後外出。目指すはサンデー編集部での選び、ではあるが、時間の余裕を見て吉祥寺。吉祥寺美術館で開催中(8日まで)の「江上茂雄 風景日記」を見る。吉祥寺美術館は、存在は知っていたが、初めて。ビルの7階に、こんな瀟酒な美術館があるのか。江上は生涯(101まで生きた)、市井のまったく素人の画家として、風景のみ、クレパス、水彩で描き続けた。すべて、路上で、目の前で風景を仕上げていく「路傍の画家」で、おそらく批評家の眼や画廊主の評価を受けず、ただもくもくと日課として絵を描き続けた。子どもの使うクレパスを、油絵みたいに盛り込んで、塗り重ねてマチエールを作る。その表現力に驚かされる。パンフに使われた、黄色の面(菜の花であろうか)が3分の2を占める「線路際」など、抽象と具象の間を行く、みごとな作品。いい絵だと思った。線を引く、色を塗る、それだけの行為

    2018-07-05 - okatakeの日記
    shigak19
    shigak19 2018/11/01
    小沼丹は確か荻原魚雷の本に出てきたなあと思っていたら、岡崎武志がちゃんと北村薫の解説や金子恵の表紙絵まで言及した記事を書いていた
  • ■ - okatakeの日記

    昨夜、アド街が地元国分寺を。20位が古屋で、「まどそら」「七七舎」が店主とともに登場。国分寺は「ヒッピー文化」というコンセプトだが、いったいいつの話しだ、という感じで、しかしその流れで、「七七舎」のキタムラくん(長髪、あごひげ)が映ると、スタジオから「おおっ!」という声が挙がる。たしかにドンピシャだ。国分寺書店のオババの「国分寺書店」、村上春樹「ピーター・キャット」も紹介される。しかし、飲の店は、ほぼ知らない。ぼくがうろつく街じゃないからだ。 ベルンハルト『朗読者』シュリンク『階段を下りる女』新潮クレストを、読み始める。そうか、三連休ですか。週明け、19日は東京堂で魚雷くんとトーク。みなさま、お待ちしております。ぼくの『人生散歩術』(芸術新聞社)は、まだ見ができていない。週明け18日にまにあわないと、魚雷くんに渡せない。

    ■ - okatakeの日記
  • ■ - okatakeの日記

    終日、ゲラの束と格闘。再校でも、まだ目につくミスや、語法の間違いなどがある。きりがないな。酸欠の金魚のようにアップアップしている。 集中力が続かず、ちょっとやってはベッドでごろり。そう言えば、昨夜、銀盛会館にナンダロウくんにつきそって、担当編集者の原書房・百町くんが来ていたが、その場に小山「古屋ツアー・イン・ジャパン」力也くん、それにぼくもいたから、百町兄弟が揃ったことになる。つまり、みな百町くんにを作ってもらった面々、というわけだ。 打ち上げで、北原(尚彦)さんと、けっこう喋ったが、気配りの人格者で、人を不快にするようなことを言わず、有益な情報をいくつか得た。メモしておけばよかった。いつもながら、盛林堂小野くんには、すっかりお世話をかけた。 荻原魚雷くんとのトークイベント(東京神保町「東京堂書店」)の告知も始まった。7月19日。ちょっと、ぼくは「やりすぎ」の感があり、飽きられやしない

    ■ - okatakeの日記
  • ■ - okatakeの日記

    大人の休日パス2日目、朝刊の全国の天気予報を見て、仙台に晴れマーク。仙台へ行く、と決めて朝旅立つ。なにごとも周到に準備しないと気がすまない人にとっては、大ざっぱ過ぎる計画。昼前、仙台。いきなりすごい人に圧倒される。市内を巡るループルバスも超満員。ガイド小冊子を見て、あれ、こんなところあったのかと「東北大学植物園」で下車。満員、立ち客多しのバスで、降りたのはぼく一人。へそまがりもいいところだ。学生堂みたいなレストランで昼。セルフだが、定550円でサラダ、おしんこ、魚の南蛮漬けにメインの揚げ物がついている。隣りのコンビ二で、植物園入場券を買い(不思議なシステム)、それを握って入口へ行ってわかったが無人なのだ。券を挿し込んで、あれはなんというのか、サボテンみたいな棒をぐるりと回し入場するシステム。すぐ鈴があって、動物への挨拶で鳴らすんだそうだが、クマは出ないだろうな。 東北大学植物園は穴場

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    shigak19
    shigak19 2017/07/04
    火星の庭と東北大学植物園
  • ■ - okatakeの日記

    大人の休日3日目。中央線「あずさ」で小淵沢、小海線完乗で(雨の予報だったが、雨降らず助かった)小諸へ。町を少しぶらついて、しなの鉄道で上田。ひさしぶりに「斎藤書店」を訪れたら、7月いっぱいで閉店とか。なんとか間に合って、詩集を一冊買い、店番されていた御老女に少し話を聞く。すべて日帰りの連続三日で、新潟、仙台、長野と移動、移動、移動でさすがにちょっと疲れた。しかし、やればできるもんだ、とも思う。一泊ぐらいすれば、と言われるかもしれないが、夜、することないんだよね、ほかの街で。けっきょく夕飯って、コンビニでビールとつまみを買って、ホテルで飲みいしながらテレビ見るってことが多く、旅情もくそもない。それなら、2時間、3時間かけても、家に帰ってきた方がいい、ということになる。旅の宿の過ごし方の巧い寅さんに言わせれば、「てめえ、つまんない奴だなあ、おい。それでよく、目を開けて生きてるねえ」となる

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    shigak19
    shigak19 2017/07/04
    「一泊ぐらいすれば、と言われるかもしれないが、夜、することないんだよね、ほかの街で。」
  • ■ - okatakeの日記

    「青春18」を家族で消化するも、まだ2回残りあり。昨日、仕事を一片付け、9時すぎ中央線下りへとりあえず乗車。もうこの時間だと松まで行くのは大変。甲府あたりをとりあえず目指す。途中、飽きたら、どこかで降りてもいいと考える。を読んだり、ぼーっと車窓の景色(まだ満開には早い桜)など見ながら3時間弱で甲府へ。こういう時間が必要なのだ。甲府駅下車、ぶらぶら大通りを歩き、「ブ」をチェック。帰りはこれまで歩いたことのない、裏通り、裏通りを選び駅でコーヒー。人によっては、なんて馬鹿なことをと誹られる2時間の滞在だが、これでよし。さっさと帰途につく。少し予定より早いので、上りは高円寺まで。西部「青札市」を覗き、数冊購う。1972年フォーク雑誌「guts」に興味深い記事多数。640円。車中で、盛林堂小野くんから着信あったので、西荻へも。4月中に出そうな『中央線古屋地図(仮題)』について確認事項いくつか

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    shigak19
    shigak19 2017/04/08
    『古本道入門』でも言及のあった甲府・松本(今回未訪)/「4月中に出そうな『中央線古本屋地図(仮題)』」ほお
  • ■ - okatakeの日記

    荻原魚雷さんが、ブログ「文壇高円寺」丸々一回分を使って、『古道入門』をていねいに紹介してくれている。自分で書いた文章でも、他人がどこに反応するか、そこにその人自身が表れているようで、面白いし興味深く、うれしかった。魚雷さん、ありがとう。魚雷さんが還暦を迎えるまで、がんばります。 http://gyorai.blogspot.jp/ 杉秀太郎が「無愛想」という文章でこう書いている。 「アランはパリのリセ・アンリ四世校の哲学クラスを長いあいだ担当していたが、休み時間の校庭で近づこうとする生徒があると、無愛想に『ボン・ジュール』とだけ言って背を向けるのがつねであった。しかし教師アランは非常な人気をたもった」。職人や芸術家は無愛想でなければならない、と杉は言うのだ。うーむ、ぼくは文章の職人だとは思っているが、同様の態度、行動を取って、通用するとは思っていない。まあ、もっとレベルの上の人の話で

    ■ - okatakeの日記
    shigak19
    shigak19 2017/02/23
    「魚雷くん」でなく「魚雷さん」な辺りが、敬意を表している感じ
  • ■ - okatakeの日記

    告知、誘致、企画など画策して時間が過ぎていく。 9月24日大阪市守口「たられば書房」イベントにあわせ、「サンデー」著者インタビューで前川『ひまわり号』恒雄さん登場を思いつき、あれこれ手を回し、諸方面の承諾を得て決定。電話で前川さんと喋る。ああ、あの前川さんかと、興奮。前川さん、関西在住なのだ。それにあわせ、ひさびさに神戸方面の古屋をと、また現実逃避の机上の徘徊。「関西の古屋マップ」http://nekokiti.sakura.ne.jp/magazine/bookmap.htmlという、非常にすぐれたサイトを見つけ(いや、前も立ち寄ったことがある)、これを使って、ああでもないこうでもないと人生を浪費しまくる。岡の「バードランド」は中古のジャズレコードと古カフェ、王子公園に澤田書肆、ワールドエンズガーデンがある。湊川公園の蚊帳文庫、というのも知らなかったなあ。もちろん、トンカさん、口

    ■ - okatakeの日記
    shigak19
    shigak19 2016/09/10
    この間『移動図書館ひまわり号』を紹介していたなあとは思ったけれど、何と岡崎武志による前川恒雄インタビューとは
  • ■ - okatakeの日記

    おとなしく家にいて、ヨムヨムの日。帚木蓬生『受難』をなんとか読了。そうなるとわかっていても、細部の手ほどきが緻密で、読ませてしまう。新潮文庫に入ったとは知らなかった、東映プロデューサー日下部五朗の『シネマの極道』、めちゃくちゃ面白かった。あれ、単行でも読んでるぞ、と気づいたが、それでも読んでしまう。「極道」という名にふさわしい、元気のあった映画界の実態、エピソードが生き生きと描かれる。まったく、退屈しない読書であった。マキノ光雄は、原節子にも「節ちゃん、いつになったら、やらせてくれるんだよ」などとカマす。岡田茂は、「誰が為に鐘は鳴る」を見て感激、日下部に「お、そうや、『博打の町に鐘が鳴る』ちう映画はどうや!」と言った。面白過ぎる。 夏葉社の新刊は、前川恒雄『移動図書館ひまわり号』。ぼくは一時期、トークでも、人に会っても、このの話ばかりしていた。現役時代の日下部が読めば、「これ、ええシャ

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    shigak19
    shigak19 2016/07/06
    ちゃんとここでも紹介されている
  • いつか聴いた歌 - okatakeの日記

    「三菱鉛筆 ゲルボールペン ユニボールシグノ RT1 UMN-155-28 黒 24」の替芯10入りをアマゾンで注文する。0・28㍉という微細な文字が、スラスラと遅滞なく、均質な黒で筆圧入らずでどこまでも書ける、史上最強のボールペンである。これを使い出すと、これまであれこれ試したボールペンでデッドストックとなった数十をすべて廃棄したくなる。ぼくが手帳などに文字を書いていると、よく人に「これまた、小さい字ですねえ」と言われるが、それを可能にしたのが、このボールペンである。インク漏れも、ボテもないのだ。0・5もあるが、イヤに太く感じられるほどだ。 ハヤカワ文庫のデンマーク警察小説、ユッシ・エーズラ・オールソン『特捜部Q』を読み始め、もうすぐ終わる。地下に屈辱的な条件で数年も監禁されっぱなしの女性(2002年から始まる)、不運な事件で仲間を失い、すっかりやる気を失い(は別居)というしがない

    いつか聴いた歌 - okatakeの日記
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