本日、地震予知連絡会会長の嶋崎邦彦氏のお話をうかがうことができた。津波の規模の予知について疑問が解消した。 文部科学省所管の地震調査委員会の長期予測部会は、津波堆積物が、相馬でも発見されたことなどにより、日本海溝沿いのどこでも明治三陸津波級の10メートルを越える津波が発生する地震が起きると予測。2002年7月31日に公表した。 しかし、直前に横槍が入り、「・・・評価結果である地震発生確率や予想される次の地震の規模の数値には誤差を含んでおり、防災対策の検討など評価結果の利用にあたってはこの点に十分留意する必要がある」との文が挿入される(嶋崎氏は反対した)。 後からわかったところによると、原子力土木委員会津波評価部会(土木学会)が、2002年2月に、1611年、1677年、1896年の三津波から、過去に実際に起きた最大値を想定値とすることを提唱。(別の場所、福島沖等には起きないという考え方)