資源の減少が懸念されている北太平洋海域のクロマグロの資源管理について話し合う「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の小委員会が2日、福岡市内のホテルで始まった。会期は5日まで。 水産庁によると、同海域に生息するクロマグロの成魚(4歳以上)の量は2010年で2万2606トンと、過去最低に近い水準になっている。 日本は14年の未成魚(3歳以下)の漁獲量を02~04年の平均値から15%以上減らすことを参加国・地域に提案している。 小委員会には米国や中国、台湾など9カ国・地域が参加しており、提案の採択には全ての国・地域の賛成が必要となる。 提案が採択されれば、12月にオーストラリアで開かれるWCPFCの年次会合で正式に決まる見通し。