福岡市長選は14日投開票され、自民、公明両党市議団などが支援した新人の元民放アナウンサー・高島宗一郎氏(36)(無所属)が、再選を目指した現職の吉田宏氏(54)(無所属=民主・国民推薦、社民支持)ら7人を大差で破り、初当選を果たした。高島氏は戦後の福岡市長で最年少。現職の政令市長では2番目の若さとなる。 吉田氏は尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を巡る菅内閣の対応に批判が集まるなど、民主党に対する逆風のあおりを受けた形となった。 戦後最多の8人が立候補し、うち1人が途中で撤退を表明する異例の選挙戦となった。民主党が前回に続き吉田氏を推薦したのに対し、自民党は候補擁立が難航した末に高島氏を対立候補として決定。事実上の与野党全面対決となり、両党とも幹部クラスの有力国会議員を相次いで投入する総力戦となった。 選挙戦では、市中心部にある市立こども病院・感染症センターを博多湾東部の人工島に移転する計画の是