13日夜、広島市での試合中に倒れ急死したプロレスラー三沢光晴さん(46)の死因は頸椎(けいつい)損傷に伴う頸髄(けいずい)離断だったことが15日、広島中央署への取材で分かった。 同署によると、検視の結果、頸椎がずれたことで中を走る神経の頸髄が離断した状態になっていた。三沢さんは相手選手がかけたバックドロップで頭から落ちて心肺停止となった。広島中央署は、この技で頸椎がずれた可能性が高いとみている。 三沢さんはリングに倒れ、仲間のレスラーや救急隊員が心臓マッサージなどの蘇生(そせい)措置を施したが、搬送先の広島市内の病院で13日午後10時10分に死亡が確認された。