鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が、障害者の出生を否定するような文章をブログに掲載した問題で、県内の障害者団体などでつくる「竹原市長の差別発言の撤回と謝罪を求める会」は28日、市内で集会を開き、市長に文章の撤回と関係者への謝罪を求めることを決議した。 市長は昨年11月、ブログに「高度医療が障害者を生き残らせている」などと書き込んで批判を浴びたが、「メディアがブログの一部を取り上げて騒いでいるだけ」などとしている。 集会には約500人が参加。同会の代表世話人で、県身体障害者福祉協会の戸口田三千尋会長が「文章を撤回し、謝罪するまで絶対に引き下がらない」とあいさつ。 意見発表では「阿久根市手をつなぐ育成会連絡協議会」の浜辺一俊会長が「障害者はこの世に生を受けて以来、悩みを乗り越えながら生きてきた。この気持ちを為政者として、どう思っているのか」と怒りをあらわにした。 市長は欠席したが、決議文