【ボン藤野基文】地球温暖化対策の新たな枠組みを協議する国連気候変動枠組み条約のボン会合は25日(日本時間26日)、実質的な審議に入れず閉幕した。今年末で京都議定書の約束期間は終わるが、世界の温暖化対策の行方は不透明となり、国連事務局は各国政府に譲歩を呼びかけた。 昨年末に南アフリカ・ダーバンで開かれた同条約第17回締約国会議(COP17)では、全ての排出国が参加する新枠組みを15年までに採択し、20年に開始することに合意。それに向けた作業計画を今年前半までに策定すると決めた。 ところが、COP17後初の交渉となった今会合で、中国は終始議題設定などで異議を唱え、何度も議事進行を遅らせた。 インドなど他の途上国も中国に同調したが、「先進国の方が温暖化に対する責任が重いという原則をあやふやにして議論を進めようとしている」との不信感が背景にある。一方、海面上昇で国土消失に直面する小島しょ国や、経済
ギリシャのアテネ大学で経済学博士 課程の責任者を務めるヤニス・バルファキス教授は、2011年終わりごろ にはすっかり有名人になっていた。同教授は既に2年前から、ギリシャ は支払い不能だとし、ユーロ圏にいる間にデフォルト(債務不履行)す るべきだと主張していた。 しかし、ある日路上で群衆に取り囲まれ自宅には不快な電話がかか ってくるに至り、夫人は昨年12月に「政治家になるかこの国を出て行く か」の選択を教授に迫った。そして、バルファキス教授は多くの学生や 学者たちに倣い、ギリシャを去った。ブルームバーグ・ビジネスウィー ク誌5月28日号が報じた。 それは苦渋の選択だった。海外で学んだり教えたりした後、同教授 は2000年にアテネに戻り、経済学の大問題を解明するための博士課程を 作り上げた。それは、経済モデルに依存し過ぎて実体経済に起こること を予測し損ねるという問題だ。同教授が作ったカリキュ
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