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≪安保タカ派で経済ハト派?≫ アベノミクス論争が盛んだ。これぞ救国の経済政策と囃(はや)す声があり、株式市場などは期待を込めて上昇している。他方、「リフレ(通貨再膨張)はヤバい」という声もあって、債券市場などは冷ややかに見守っている。 ただし、本稿ではあまり指摘されていない論点を挙げてみたい。外交・安保政策ではタカ派と呼ばれる安倍政権が、経済・金融政策ではハト派となっていることに矛盾はないか、である。 例えばアメリカでは、ポール・クルーグマン教授のようなリベラル派の経済学者がアベノミクスを絶賛している。考えようによっては不気味な現象である。クルーグマン教授自身も、多分にその点を自覚しているように見える。 1月13日付米紙ニューヨーク・タイムズに載ったコラム「一歩抜け出した日本」では、安倍晋三首相は陰鬱なる正統派経済学を打ち破る者として評価されている。その上で、「日本の政治に詳しい連中は、安
上杉隆(ジャーナリスト) 【第75回】 2009年04月23日 『諸君!』で櫻田淳氏が喝破した、 “自称”保守政治家のいかがわしさ 月刊誌がまたひとつ消えようとしている。 文藝春秋発売の『諸君!』が来月6月号でもって休刊になる。同誌では、筆者も何度か論文を寄せたり、対談を行なったりした。そう考えると一抹の寂しさを禁じえない。 思想は相反するものの、昨年休刊した『論座』(朝日新聞社)、あるいは『現代』(講談社)同様、自らの仕事場でもあった月刊誌が次々と休刊していく。その役割は終焉を迎えようとしているのだろうか。 文藝春秋の中興の祖、池島信平の発案によって同誌が創刊されたのは、40年前のことである。以来、『諸君!』は保守論壇の中核を成し、一定の地位を築いてきた。 その『諸君!』の今月号(5月号)の巻頭鼎談「麻生太郎よ、保守の気骨を見せてくれ」(櫻井よしこ×櫻田淳×宮崎哲弥)は出色であ
保守主義の冬の時代の始まりなのだろうか。 米国の大統領選挙でリベラル志向の民主党バラク・オバマ候補が、保守派に支持された共和党ジョン・マケイン候補に圧勝し、保守陣営では保守主義や共和党の将来を占う議論が盛んになってきた。 「いまや保守主義者たちは一時亡命をしたうえで反撃をはからねばならない」 「保守派はいまレーガン主義の出発点に戻り、テントを広げて再編を目指すべきだ」 全米で毎週、数千万単位の聴取者を持つラジオのトーク番組の保守派人気ホスト、ラッシュ・リムボウ氏やショーン・ハナディ氏は声をからして、保守陣営の再強化と再団結を訴える。いまや保守系の政治番組にも、リベラル派の連邦議員から通信法の「公正ドクトリン」という規定をたてに圧力がかかりそうなのだ。 保守主義とは政府の民間への介入を最小限に抑える「小さな政府」を推し、減税とともに自由競争や自助努力を重視する。対外的には軍事力による抑止や自
「保守派はリベラル派より"脅威"に反応しやすい」:驚愕反射テストで判明 2008年9月24日 社会 コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 2002年頃にロンドンで掲げられていた、テロへの注意を喚起するポスター。 Photo: ToastyKen 抜き難い政治的信条の違いは、単に道徳観や知性の違いに根ざしているのではない。生物学的にも違いがある。 心理学者が、党派心の強い被験者46人を対象に驚愕反射のテストを行なったところ、急に脅かされると、保守派のほうがリベラル派よりもショックを受ける傾向が強かったという。 こうした生理的な違いは、軍備拡張、イラク戦争、銃規制、死刑制度、パトリオット法(反テロ法)、令状なしの捜索、対外支援、妊娠中絶の権利、同性婚、婚前交渉、ポルノなど、激しい議論を呼ぶ政治問題に関する見解の大きな相違と符合した。 「世界や脅威を経験する仕方は人によ
【ワシントン=古森義久】米国社会では保守派がリベラル派の人間よりも人生への満足度が高く、勤勉で寛容−という調査結果が6日、発表された。保守系の学者の発表だが、論拠には非保守系学術機関の調査を使っており、リベラル派への正面からの挑戦となった。 この調査結果はワシントンの大手研究機関「ヘリテージ財団」が6日に開いた「なぜ保守はより多く働くか」と題するシンポジウムで発表された。発表者はカリフォルニア州所在のシンクタンク「フーバー研究所」の政治学研究員でベストセラーを出した評論家ピーター・シュワイツァー氏。同氏は保守派の気鋭の論客として知られ、最新刊の自書「作る人と取る人」から保守派とリベラル派の人間レベルでの相違について語った。 同氏は自らを保守あるいはリベラルとみなす米国民多数を対象に「社会科学調査評議会」とか「全米選挙調査」など中立またはリベラル志向の学術調査機関が実施したアンケート調査の膨
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