メスも麻酔も使わない、痛みや熱さなどの苦痛もない、ただ横になっているだけで済んでしまう治療——。その病院では、日本で唯一、そんな最先端のがん治療を行っている。樹木希林(69才)がその治療と出合ったのは、2007年ごろに乳がんが再発したときのこと。その後、放射線のピンポイント照射で、見事がんが消失したというのだ。 2004年の夏の終わりに乳がんが発覚した樹木は、2005年1月に右乳房の全摘出手術を受けた。医師と手術方法について相談した際、部分切除する温存療法にするか、全摘にするか問われ、「先生のやりやすいほうで」と、全摘を選んでいる。 それから2年ほど経った2007年ごろ、同じ場所でがんが再発。全摘後も一部残った乳腺にがんが発生したり、関連部位にがんが転移することもあり、この場合も、乳がんと呼ばれる。 そのため、樹木は、鹿児島県にある『UASオンコロジーセンター』に転医した。鹿児島空港から車
がん最先端治療・豊富な観光資源県、病院・観光業者と協議へ 県は、県立がんセンター(横浜市旭区)で2015年12月に稼働予定の最先端のがん治療装置と、県内の豊富な観光資源を生かし、がん患者を海外から県内に呼び込む「医療ツーリズム」の推進に乗り出すことを決めた。(加藤淳) がん治療装置は、炭素イオンを加速した「重粒子線」を、体内のがん細胞に直接照射する放射線治療を行う装置。がんをピンポイントで狙い撃ちでき、患者の体への負担や副作用が小さい。切開手術の必要がなく、入院せず通院治療が可能なため、がんの最先端治療とされている。 県病院事業課によると、国内で現在、重粒子線治療ができる施設は、千葉市、前橋市、兵庫県たつの市に各1施設。建設中を含めると、県立がんセンターは国内5番目となる。海外ではドイツと中国に各1施設のみ。このため、海外のがん患者が日本に治療で来日することが見込まれるという。 県立がんセ
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