先日、こんな事があった。 花束一つなく、家族だけで火葬のみというのは このご時勢では致し方ないかもしれない。 死んだ人に腹を立てるというのも何となく分かる。 死の理不尽さに圧倒され、葬儀屋に当たる遺族もいるから。 八つ当たりだと分かっていても、それも仕事の内。 胸に納めて葬儀の段取りをするのはいつもの事だ。 奇異なのは遺骨すら抱こうとしない遺族の在り方だった。 故人のお骨の行き場を問われて 残された妻と3人の娘達は口をそろえて言った。 「お骨はさっさと無縁仏にして!」 故人にどんな怨みが有るのかわからないが、 大抵の場合死んだら何もかも水に流して供養するのが普通。 直系遺族が4人以上居るのに「無縁仏」はありえない。 にもかかわらずそう言って憚らない非常識さが恐い。 離婚した元妻が別れた亭主の葬儀を出すことすらあるのに、 本当にこの一家は変わっていた。 ひと言でいうなら「そりゃないよ」。 葬
8月23日・24日に、京都の念仏寺境内にある西院の河原にまつられている数千体の無縁仏にろうそくを灯して供養する「千灯供養(せんとうくよう)」というのが行われます。 ここは、平安時代から鎌倉時代にかけて戦乱や疫病で亡くなった人達の風葬の地であり、地蔵盆の夕刻、境内にはたくさんの蝋燭が灯されます。 あだし野の念仏寺まで、嵐山電鉄の嵐山駅から歩いて、約30分。 道の両側には竹の燈篭が飾られています。 京都らしい店があちこちに。 湯豆腐屋さんを発見。 念仏寺の入り口に到着、整理券をもらいます。 整理券とお金(1000円)を渡して、パンフレットを入手。 境内に並ぶ提灯に導かれるようにして境内へ お墓や卒塔婆が並んでおり、画像右上を見ると撮影する人がたまっているエリアが。 水子地蔵尊が祀られている様子 通路に沿って進みます。 パンフレットを見せ、和蝋燭を頂きます。 本尊の阿弥陀如来座像が燦然と輝いてい
死亡後、遺骨の引き取り手がいない大阪市内の無縁仏を供養する慰霊祭が8日、大阪市設南霊園(同市阿倍野区)で行われる。今年の対象者は過去最多の1524人に達し、10年前の1・8倍。全国の都市部では無縁仏は急増しており、高齢者の所在不明が相次ぐ中、関係者らは「無縁仏の増加は現代の人間関係の希薄化の象徴」と話している。 慰霊祭で供養されるのは、平成20年9月から1年間に5カ所の大阪市立斎場で火葬された後、引き取り手がなかった無縁仏。年々増加傾向にあり、20年前(平成2年)の慰霊祭では413人、10年前(平成12年)は840人だった。 大阪市によると、これらのほとんどは、本人の身元が判明しても家族の行方がわからない人。8割以上を生活保護受給者が占めるという。 専門家らは「無縁仏は全国的に急増している」と指摘しているが、1人暮らしの高齢者が多く、「あいりん地区」(西成区)など日雇い労働者も多い大阪市は
新聞記事は2010年4月1日付の中日新聞朝刊の記事です。 名古屋市で生活保護を受けていて亡くなり、ご遺骨の引き取り人が 居ない人が年間400人に達しているという内容の記事です。 10年で2倍になったこの数値はおそらく今後も増え続けて行くでしょう。 今、全国的に生活保護の申請をする方が恐ろしいペースで増えています。 特に体を壊され働けなくなった方や高齢者が受給の申請をされることが 多いのです。 このような記事を目にするとご遺骨の引き取り先が無い方が増えているように 思えるのですが、全く身寄りの無いという「天涯孤独」の方は ほとんどいません。 人は人である限り、誰かしら必ず身内はいるものなのです。 しかしながら、様々な事情があるのでしょうが身内との連絡や付き合いを 自ら絶つ方や勘当されている方が生活保護を受けている方に多いのは 事実です。身内がいてもご遺骨の引き取りを拒否されれば どうしようも
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く