(C) 2010 Magnifique Creative Media Production Ltd. Co. ALL rights reserved <父の初七日>小規模上映ながらじわじわと観客を集め、異例のロングランヒットを記録して、2010年度の台湾のアカデミー賞にあたる金馬賞で7部門にノミネートされた。ワン・ユーリンと原作者のエッセイ・リウの共同監督作品だ。 舞台は台湾中部の片田舎。突然の父の訃報を受けて、台北で暮らす娘アメイが帰省する。兄や従弟や叔父が集まり、伝統的な道教のしきたりに沿った葬儀が行われることになったが、そこから思いもよらない「旅」が始まることになるのだった。 しきたりに振り回される兄妹をコミカルに描いたロングランヒット お葬式という題材は必然的に「暗さ」を持つが、この映画はどんよりとした部分をユーモアで外していく。葬儀のしきたりに振り回される兄妹の姿をコミカル描くテ
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