2012/9/911:29 葬式仏教を考える・・・その2(寺院葬に取り組む) 日本の仏教においては、葬送儀礼を執り行うことが、重要な役割になって いる。 やはり、死と言うことは、当人にとっても残された人々にとっても、大切な 人生のテーマであり、通過儀礼なのでしょう。 そんな中で、光澤寺では寺院で葬儀を執り行えるように準備を進めています。 もちろん以前から、お寺で葬儀をされているところは、たくさんあるでしょう。 ただ私のお寺では、葬儀は自宅で行うことが中心で、寺院での葬儀は滅多 にありませんでした。 ではなぜ、寺院葬を始めようと思ったのか。 それは、高齢者だけのご家庭が増えてきたこと、そして親族が県外に居住 されていることが多くなったことから。 死は、どんな方でも突然です、たとえ余命数か月と告げられていても、いつか は分からない。 そうすると、亡くなられた後、ゆっくり進めることができない。