もうすぐ衆議院総選挙の投票日ですが、今回の選挙はさまざまな点で歴史に残るでしょう。いまだにインターネットでの選挙運動が認められていないネット政治後進国の日本においてさえ、政党も政治家も「ネット通信簿」の猛威を少なからず体感することになるからです。 1996年にネット通販を始めた時から、インターネット社会の帰結の一つは「ネット通信簿社会」ではないかと、私は直感しておりました。 ネット通信簿といっても、特別な通信簿が1つあるわけではありません。誰もがインターネットを通じて、情報を裏表なく無料で簡便に得られて、各種の比較検討サイトやクチコミサイトの閲覧までできることで、あらゆる主体に対する評価が見られるようになる。みんなでネット通信簿を作り、見られる状態になるということです。 当コラムでは、来るべき「政治家ネット通信簿」時代において、主張や政策はさておき、どのような情報発信や回答をすれば、支持を