英国のTVドラマが、日本で市場を広げている。昨年2月まで続いた米脚本家組合のストライキでハリウッドのドラマ撮影が滞り、需要が高まったのが大きな理由。また「お堅い」と言われがちだった内容やキャスティングが、ハリウッドに触発されて刺激的になってきたのも、人気の秘密のようだ。 CSの女性向けエンターテインメントチャンネル「LaLaTV」が放送中の「ロビン・フッド」は、英放送協会(BBC)のヒット作。古典的題材だがセクシーな登場人物たちの恋愛模様や、主人公の人間的弱さも描き込んだ斬新な脚本がうけ、本国では最高視聴率37・7%を記録。51カ国・地域で放送されている。 LaLaTVの三浦由里・セールス&マーケティング部長は「女たらしでチョイ悪なロビンと、愛する人のため自ら剣を取るヒロイン。現代の視聴者も共感できる作りになっています」と分析する。7月には英国版「セックス・アンド・ザ・シティ」ともいわれる
私は論争ということをしない。 自分に対する批判には一切反論しないことにしているから、論争にならないのである。 どうして反論しないかというと、私に対する批判はつねに「正しい」か「間違っている」かいずれかだからである。 批判が「正しい」ならむろん私には反論できないし、すべきでもない。 私が無知であるとか、態度が悪いとか、非人情であるとかいうご批判はすべて事実であるので、私に反論の余地はない。粛々とご叱正の前に頭を垂れるばかりである。 また、批判が「間違っている」なら、この場合はさらに反論を要さない。 私のような「わかりやすい」論を立てている人間の書き物への批判が誤っている場合、それはその人の知性がかなり不調だということの証左である。そのような不具合な知性を相手にして人の道、ことの理を説いて聴かせるのは純粋な消耗である。 というわけで私はどなたからどのような批判を寄せられても反論しないことを党是
「2009年の運営費600万ドル(約5億5200万円)のために、ぜひみなさんの寄付をお願いしたい」。 昨年、こんな嘆願文をサイト上に載せていたのはオンライン百科事典として知られるウィキペディアである。 初のオンライン百科事典であり、事典の規模として史上最大を誇るウィキペディアは、利用も無料だが、内容を書き込んでいるのも、それを編集するのもボランティアばかり。給料を払ってもいないのに、なぜ600万ドルもの運営費が必要になのか。 そんな人々の懐疑心を反映してか、ウィキペディアのトップページに表示される寄付金メーターは、12月に入っても目標額の半分ほどの地点で止まったままだった。 ところが、事態をすっかり変えたのは創設者ジミー・ウェールズの登場だった。彼は署名入りのレターを掲載して、次のように訴えたのだ。 「ウィキペディアはただのウェブサイトではありません。ここに集う人々はみなひとつの
山崎 元(経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員) 【第62回】 2009年01月07日 大きな政府と小さな政府の分かれ道 主要6紙の元旦社説を読み比べて考えた 年明けなので、主要新聞6紙の元旦の社説を読み比べしてみる。たまには人の意見を拝聴するのも、いい。話は少し散漫になるかもしれないが、読売、朝日、日経、毎日、産経、東京の順で見てみよう。 「急変する世界 危機に欠かせぬ機動的対応、政治の態勢立て直しを」と題した読売の社説は、最初の小見出しを「新自由主義の崩落」と掲げた。「新自由主義・市場原理主義の象徴だった米国型金融ビジネスモデルの崩落が、世界を揺るがせている」「急激な信用収縮は、実体経済にも打撃を与え、世界は同時不況の様相を深めつつある」というが、ここでいう新自由主義と市場原理主義が具体的に何を指すのかが定かでない。 アメリカのビジネスモデル、アメリカの経済システムのすべてが
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