中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ラム=チャラン著「CEOを育てる」(ダイヤモンド社刊)を読んだ。 GE、ノバルティス、コルゲートといった企業が、どのようにして、リーダー、CEOを計画的に育成しているか、について考察している。 筆者のラム=チャラン氏が提唱しているのは、下記のようなプロセスとしてまとめることができるだろうか。彼はこの制度を「徒弟制度モデル」と呼んでいる。 1.リーダーやCEOになる素質のある人物を計画的、かつ戦略的に「見いだす」仕組みやツールを開発する 2.1で見いだしたリーダー候補者には、上司、経験者などのメンターをつけ、徒弟的制度モデルの中に組み込む。 3.綿密な訓練 - 飛躍的な成長を果たすことができるような成長課題を短期間に
UPDATE この数日間、われわれは「Windows 7」の非公式ベータ版(ビルド7000)のテストを進めてきたが、もし製品版でも、これと同じパフォーマンスが実現するならば、Windows 7は、Microsoftにとって史上最高のOSとなるだろう。 Windows 7のファーストインプレッションをお届けする前に、まずは筆者が、これまで数多くの非難にさらされてきた「Windows Vista」を、Intel Core 2 Duoを搭載するPC上で、(Ubuntuと一緒に)過去18カ月に渡って、特に不具合もなく使用してきたことを紹介しておきたい。 筆者は、Vistaが、「Windows XP Service Pack 2」からの価値あるアップグレードであったと考えている。(大量のリソースを消費すると評すべきかもしれない)明らかな問題も抱え、いくつかの機能はデフォルトでオフにする必要があるもの
【第59回】 2009年01月08日 “質”のセブン&アイvs“量”のイオン 流通界の優勝劣敗が会計数字で明らかに 「こんな悪環境下で、いったいどうしたら利益を出せるのか?」 現在、世の企業の関心事は、悲壮なまでにそこに集中している。 昨年前半の原燃料価格高騰や、それに続いて年後半に本格化した米国金融危機による世界的な景気後退により、現在日本企業は苦境に喘いでいる。大幅な減収減益に陥るばかりか、もはや「倒産」という最悪の事態さえ、他人事ではなくなっているのだ。 このような悪環境下においては、経営者は豊富なファイナンスの知識を備え、「自社のどこに問題があるのか」を正確に把握した企業戦略を立てられなければ、生き残れないだろう。 にもかかわらず、「実は上場企業の経営者でさえ“会計知”が低い人が驚くほど多い」と警鐘を鳴らすのは、企業ファイナンスに精通し、多くの関連著書も持つ公認会計士の髙
【第2回】 2009年01月08日 花王の尾崎社長が語る「消費者心理」 成熟市場では“共感と情緒”がカギ 洗剤やシャンプーなどの日用品はすでに成熟市場である。消費者心理をどのようにしてとらえ、高付加価値商品を開発していけばいいのか。花王の尾崎元規社長にその処方箋を聞いた。 おざき・もとき/花王社長 1972年慶應義塾大学工学部卒業後、花王に入社。パーソナルケア、サニタリー、花王販売、化粧品、ハウスホールド事業などを経て2002年6月に取締役。04年より現職。(撮影/宇佐見利明) ――2004年に社長に就任して以来、「商品は機能だけでは売れない。情緒性が必要」と繰り返し社内に訴えてきましたね。 日用品は成熟しており、洗剤だったら汚れ落ちがよくて当たり前。機能だけでは消費者の心がつかめず、差別化が難しくなってきた。 一方、消費者も商品の購入の際に、「自分に合う」といったフィーリングを重
最近、資産形成についてのメールでのお問い合わせが増えています。 一番多くい質問でどう答えてよいのか困ってしまうのが、「一つの金融商品の名前を挙げて、『これは良いかどうか?』」というお問い合わせです。 21世紀の資産形成では、私はバイ&フォゲットの長期投資は向かないと考え始めています。 21世紀の世界経済は、ミニバブル多発型の時代へ移行してしまったと判断し始めています。 好むと好まざるとを得ず、「21世紀の世界経済はミニバブルが周期的に起きては弾け, また起きて弾けの繰り返し」という時代に、突入してしまったように思うのです。 私のブログの長い読者の方ですと、「分散投資」とか「アセットアロケーション」という言葉はご存じだと思います。 分散投資、あるいは、アセットアロケーションとは、「資産形成では、最低5~6クラスの資産クラスをその都度極力最適に組み合わせて運用する」との手法のこと
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