西宮市民の3割弱が「ロッカー式や合葬(がっ・そう)式など安価な墓地で良い」と感じていることが、市民意識調査で明らかになった。10年前は1割以下にとどまっており、来世の行く末にも不況の影響が色濃くにじんでいるようだ。(小池竜太) 市は意識調査を1950年代から毎年、テーマを変えて続けている。「墓地」についての質問は今回で5回目。便利な場所に新たな市営墓地の用地を確保することが難しく、今後の検討の参考にしようと企画した。 調査では「従来型墓地で、面積が狭くても手頃な価格のお墓がよい」との回答が40・2%で最も多かった。一方、「ロッカー式の納骨堂など価格の安いものがよい」が13・8%、「共同参拝式の『合葬式墓地』など価格の安いものがよい」が12・2%だった。両者を合わせると26%を占めた。2000年度の墓地に関する意識調査をみると、「共同参拝式やロッカー式などの価格の安いものがよい」とする回