オバマの医療改革がやっと前進したわけですが、アメリカでは元々メディケアというシステムがありました。主に高齢者向けと言っていいのかな。 先日、地上波からスカパーニュースバードに移ったCBSドキュメントで、この内幕に関するレポートがありました。私はたまたま生で見ていて、今時メディケアの特集なんかしてどうするんだろう、と思っていたのですが、そのレポートは向こうでピーポディ賞を取ったとかで、終わってみれば、確かに見応えのある内容だったんです。 末期癌患者に国家が負担する予算が去年は500億ドルに達したそうで、これは国土安全保障省の予算より大きい。しかもその2割から3割が、助かる見込みのない老人をチューブに繋いで延命するために浪費されている。向こうのICUなんて一日1万ドル掛かったりするのに、税金が野放図に出て行く。 病院側は、老人をチューブに繋ぎ止めることで稼ぎと赤字の補填を行っている。アメリカ人