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沈下する2010年もあとわずか。今年ほど、日本にとっての自信喪失年はかつてあったでしょうか。経済では、「日本のようになりたくない」「日本の二の舞はごめんだ」「落ちていく日本」など、世界中から負のお手本のように見られている現状。政治では、変化を求めたはずなのに逆戻りどころか、前より悪化の感。閉塞感が蔓延し、口をついて出るのは、愚痴かあきらめか批判。これでは、日本の沈下を止めようがありません。 酷くない? 日本の村八分現象 その典型的な例が、村八分現象。歌舞伎役者市川海老蔵さんへの容赦ないバッシングは、権威に対する弱者の憂さ晴らしのように思えてしまいます。一方的な正義(?)のスタンスが、本来の多様的な視点を覆い隠しているのです。これは、ほんとうに危険な兆候。偏った見方や偏った価値観が、日本中を席巻している。 思い返せば、今年はこの現象が顕著。現状への不満への見方がワンサイドになってしまって、出
12月25日、平成23年度予算案が閣議決定された。本稿では、この予算案をどう評価するかについての私の考えを述べ、その中からどのような長期的な課題が浮かび上がってくるかを考えてみたい。 私の見るところ、今回の予算には二つの大きな課題があった。一つは、限られた財源の中から、成長と雇用につながるような政策を進めていくことであり、もう一つは、財政再建を進めることによって、将来世代への負担の先送りを避けるための道筋をつけていくことであった。 成長と雇用は生まれるのか まず、成長と雇用のための政策の実現のための選択と集中は十分に行われただろうか。この点については、「選択と集中を進めるための財源配分の枠組みをどう評価するか」という問題と、「政策の中身をどう評価するか」という問題がある。 枠組みから始めよう。成長と雇用のための予算配分の仕掛けとして考えられたのが「元気な日本特別枠」である。これは各省が当初
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