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ブックマーク / jttaon.seesaa.net (9)

  • 高齢者は次世代のために何ができるかを考えよう: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? すでに言い古されてきた日の少子高齢化だが、問題を指摘するだけでなく高齢者自身が次世代のために何ができるかを考える必要があるのではないか。 高齢化問題と言うと虚弱高齢者のケアに目が向きがちだが、まだまだ元気な高齢者も大勢いる。そんな高齢者が自分たちの責務として、これまでの経験や知識を活かして次世代のために何ができるか考えるべきではないか。 元気高齢者が虚弱高齢者のケアをすることで、次世代の負担を少なくすることも然り。学童保育など子育て世代のバックアップも然り。自分たちの技能を次世代に継承することも然り。そんな然りが実は数多くあるのではないか。 高齢者の安全安心を守ることが、よりよい高齢社会の基ではある

  • 全ての世代が支える全ての世代のための高齢社会づくり運動 - 「菊リボン運動」の提案: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? そもそも高齢社会をよりよくしようと頑張っている諸団体の1つ1つは、それぞれが素晴らしい活動をしていると思います。しかし各団体の活動は、ややもすれば当該団体の関係者の範囲にとどまってしまっているのではないでしょうか。より広く一般の人々、国民的運動にまで拡がっていないような気がします。したがって個々の団体の活動が、国民的運動にまで繋がるための仕掛けが必要ではないかと考えます。 そこで提案ですが、毎年9月中旬から11月中旬までを、「全ての世代が支える全ての世代のための高齢社会づくり」を目指す運動の期間と定めます。ちなみに9月15日の「老人の日」から始まる「老人週間」、9月第3月曜日の「敬老の日」、10月1日の

  • 生産人口比率は変えられる: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? 高齢化で生産人口比率が低下するのを嘆く向きがある。確かに分子の生産年齢人口を16歳~64歳まで、分母の非生産年齢人口をそれ以外の年齢とすれば、生産人口比率は低下する。今後その傾向は米欧からアジアへとドミノ的に広がっていく。 しかし生産人口比率の低下は、その時期を大幅に遅らせることができる。その方法は簡単で、分子の生産年齢人口を16歳~74歳に定義し直せばよいだけである。この意見は暴論に聞こえるかもしれない。しかし、ここ10年で高齢者の肉体年齢が医学的にみても10年若返っていることを考えればそうとも言い切れない。 問題は人間の側ではなく社会システムの側にある。生産を支える人たちを受け入れる社会システムが、

  • 生涯現役の意味を考えよう: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? 身体が動かなくなるまで頑張って活動することこそ「生涯現役」である。と抽象的に言っても、「生涯現役」の意味を真剣に考えたことのある人は少ないのではないか。 「生涯現役」の意味だが、実際には人によって様々な解釈が行われている。定年退職などせず、自分の仕事を死ぬまで続けることが「生涯現役」であると考えている人は多い。しかし死ぬまで趣味や娯楽に耽るのもまた「生涯現役」であると考えている人も少なくないかもしれない。 そこで、これら全てに共通する「生涯現役」の解釈はないものかと考えてみた。結局、至った結論は次の通り。 どんな些細なことでもよい。何事かを成し遂げようとする目標を持って、その達成に向かって努力すること。

  • 元気な高齢者の生きがい: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? お金のために働く高齢者は多いが、生きがいのために働く高齢者もいる。もちろん理想的なのは、働くことでお金も生きがいも手にすることかもしれないが。 ところで高齢者の働き方として提案したいのが、次世代のために働くことである。次世代の人々の仕事を何らかの形で手伝うために働く。次世代に伝えるために働く。次世代に残すために働く。働くことで結果的に次世代のためになる。そんな仕事が高齢者の就労の中心になれば、次世代から感謝され、若い世代の仕事を奪うことにもならない。 社会学者のエリクソンは、高齢者が自分の存在意義を最も感じることができるのは、次世代が新たな価値を創造する手助けをするときだという。これからの超高齢社会に向

  • 「セカンドライフ」より「二毛作人生」の方が良い?: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? 国連が65歳以上を高齢者と区分したのは1950年代、それこそ日の平均寿命が65歳の頃であった。平均寿命を過ぎた人を高齢者と呼び、その人生を余生とか老後とか言うのも何ら違和感はなかった。 そして現在、平均寿命は20年も延びた。65歳なんてまだまだ元気で、その人生を余生とか老後などと言うのは全くふさわしくない。堂々たる二回目の人生と言うべきである。一度きりの人生から人生二回の時代、それがこれからの長寿時代である。 ところで二回目の人生のことを「セカンドライフ」と言うことが多い。しかしこの横文字だと、高齢期になっても起業や就労などに従事し、アクティブに活躍するというイメージがあまり伝わってこない。 そこで一

  • 人生90年時代の雇用と給与体系の確立を: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? 長寿化が進み今や人生90年時代である。昔の人生65年時代につくられた雇用や給与の体系は、明らかに制度疲労を起こしている。 60歳を定年年齢とし、それ以降を継続雇用とする現在の措置は、人生65年時代、つまり「1度きりの人生」を標準モデルとした時代の名残である。これから必要になるのは、人生90年時代、すなわち「2回の人生」が当たり前となる時代の標準モデルである。 2回目の人生の雇用と給与の標準モデルとはどんな形になるのか。例えば、雇用期間60歳~80歳を標準として、雇用の形態も派遣などを含む多様なものとする。給与体系も多様化するが、基は年齢逆序列、すなわち右肩下がりの体系とする。つまり高年齢になるほど年金

  • 生きがい就労: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? 最近、「生きがい就労」という言葉を耳にするようになった。一般的には、「高齢者が無理なく生きがいを持って働ける就労形態」とでも言った意味か。特に厳密な定義はなさそうであるが、それによって高齢者に「出番と居場所」すなわち「生きがい」が提供され、廃用症候群や生活不活発病から解放され健康にも良い。加えて若干の収入が得られるのだから言うことはない。まさに「お金と健康と生きがい」につながる働き方である。 筆者の独断的見方であるが、「生きがい就労」には大きく3つのパターンがあるような気がする。1つは被雇用の形をとるが、自由度の高い多様な働き方を許容する登録型派遣等の形態である。 2つ目は「コミュニティ・ビジネス」と呼

  • 高齢者は他者を支援することで生きがいを感じる: 日本シンクタンクアカデミー「岡本憲之の独り言」

    少子高齢化が急速に進む日、公的年金や健康保険などの社会保障制 度の持続可能性が疑問視されています。退職後もお金や健康に不安の 無い、ゆとりと生きがいのある人生を過ごすためには・・・・・? 定年退職した高齢者がしばしば体験する3つの喪失感がある。1つが「自尊心の喪失」、2つ目が「志気高揚感の喪失」、そして3つ目が「つながりの喪失」である。これらの喪失感を、社会心理学者はしばしば「アイデンティティ・クライシス」などと言っている。 しかし歳をとったのだから、喪失感を感じるのは仕方がないと諦める必要はない。社会心理学者は次のようにも言っている。すなわち、高齢者でも何らかの形で社会や人の役に立っていると感じることができるとき、「自尊心」も「志気高揚感」も「つながり」も取り戻すことができると。 言い換えると、高齢者でも他者を支援することによって、3つの喪失感を取り除くことができる。例えば元気な高齢者

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