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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/clean110 (5)

  • 年頭の念頭 - 特殊清掃「戦う男たち」

    2013年 謹賀新年(既に死語?)。 今年も、つまらないことをグズグズ考えて、暗闇を暴走してやろうと開き直っている。 答をだせる頭を持っていないことは承知のうえで。 大晦日の31日は現場仕事はなかった。 一日中事務所にいて、たまっていた雑用やデスクワークを片付けた。 (デスワーカーにも少なからずのデスクワークがあるんだな。) また、翌日も業務予定はなかったので、「明日(元旦)は休めそうだな」と、気持ちを完全にゆるめていた。 ところが・・・ 夕方になって、一件の相談が舞い込んだ。 まだひと月も経っていない案件なので相談の内容まで明かすのは差し控えるが、依頼者はとにかく作業を急いでいた。 「今夜でもいいから来てほしい」といった具合に。 しかし、そのタイミングで、その仕事に行きたがるスタッフがいるわけはなく・・・ また、誰かに「行ってこい」とも言えず・・・結局、私が行くことに。 しかし、既に正月

    年頭の念頭 - 特殊清掃「戦う男たち」
  • 備えあれば - 特殊清掃「戦う男たち」

    大震災から一年が過ぎた・・・ 何をどう書いても書ききれず、何をどう書いても軽くなる・・・ これを歴史に片付けるには、まだ相当の時間がかかりそう・・・ しかし、時に後退はない。 個人的にも社会的にも、明るい話題を集めて憂な世相を払拭したいところだ。 今年は、四年に一度のうるう年。 オリンピックイヤー。 夏にはロンドンオリンピックが開催される。 日にも世界にも、これを楽しみにしている人は多いだろう。 ただ、私の場合、オリンピックにはほとんど興味がない。 これは、昔から。 国家的イベントなのだから、一国民として興味をもってもよさそうなものだけど、そもそもスポーツというものに興味がない。 そうはいっても、日選手の健闘活躍を願う気持ちはある。 一つでも多くのメダルを持って帰って欲しいと思う 今の日は、明るいニュースに飢えているから。 ホント、私はスポーツに縁がない。 幼少期から通じて、スポー

    備えあれば - 特殊清掃「戦う男たち」
  • 食わず嫌い - 特殊清掃「戦う男たち」

    疑問に思う・・・ 「孤独死ってよくないことだろうか・・・」と。 昨今は、「無縁社会」といった言葉が流行り、大きな社会問題として取り上げられることが多くなってきた。 そして、その延長線上には孤独死が置かれている。 無縁社会に対する問題提起は、そのまま孤独死を問題視することにつながっている。 大方の人達は、通常の孤独死を否定的に捉える。 しかし、故人の歴史や事情を知らない他人が、その死に方の是非を判断していいものかどうか、疑問を持つ。 住み慣れた自分の家で、一人で死んでいくことは、そんなに悪いことだろうか・・・ そこが病院じゃなく、看取る人がいないだけで、そんなに問題だろうか・・・ もともと、人は一人で死んでいくものじゃないのだろうか・・・ 個人の問題・家族の問題を社会の問題として社会がフォローしケアするのはいいことだと思うけど、“悪”として決め付けるのはどんなものだろうか・・・ 「孤独死=社

    食わず嫌い - 特殊清掃「戦う男たち」
  • 再会 - 特殊清掃「戦う男たち」

    私には、69歳の母がいる。 私に似て(?)気難しい性格で、若い頃から、ことあるごとに衝突。 長期間にわたって絶交状態になったことも何度となくある。 しかし、やはり親子。 絶縁と復縁、ケンカと仲直りを繰り返しながら、今日に至っている。 三年前の春、その母の肺に癌が見つかった。 進行度は“ステージⅠB期”。 幸い、他に転移もなく、進行も遅いタイプ。 ただ、「癌」と聞いて、人はかなりショックを受けたよう。 ただでさえ情緒不安定気味なのに、さらに激しい浮き沈みが加わってしまった。 結局、その年の夏、生まれて初めて身体にメスを入れ、片肺の約半分を切除。 以降、半年毎の定期検査で様子をみることになった。 それから、三年、先日の定期健診で、再発した癌が見つかった。 癌の中でも肺癌は治療成績が最も悪い部類のひとつであることは手術時から知っていたが、三年間何もなかったので、私の気持ちには“遊び”が生まれて

    再会 - 特殊清掃「戦う男たち」
  • やる? やらされる? ~能動編~ - 特殊清掃「戦う男たち」

    「死後一週間」 「もの凄い数のハエが湧いている!」 「とても中に入れない」 ある涼しい季節、若い女性の声で、そんな電話が入った。 私は、その口から発せられる一つ一つの言葉にもとづいて、頭の中で現場の状況を映像化。女性の説明を幾重にも重ねながら、その画を鮮明にしていった。 現場は、郊外に建つ高層の公営アパート。 その上階の一室だった。 現れたのは、20代に見える若い男女。 女性の方は幼児を抱いており、二人が夫婦であることは一目瞭然だった。 二人は、緊張の面持ち。 固い表情に笑みを割り込ませ、私に向かって深々と頭を下げてくれた。 一方の私は、頭の低さに恐縮。 二人よりも頭を低くすべく、子供の頃から硬いままの身体を強引に折り曲げた。 そんな挨拶を交わして後、題へ。 二人と故人の関係、晩年の生活ぶり、経済的なことなど、男性は、抱える事情を話してくれた。 それを聞く私は、平然とした姿勢。 私の反応

    やる? やらされる? ~能動編~ - 特殊清掃「戦う男たち」
    yuigon_info
    yuigon_info 2010/05/07
    何というさわやかな記事。
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