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ブックマーク / cpplover.blogspot.com (4)

  • Aaron Swartz自殺の背景事情

    Aaron Swartzが自殺したというニュースが世界に衝撃をもって伝えられた。Aaron Swartzは誰か。一体何をしたのか。何が彼を自殺に追い詰めたのか。 強欲な著作権である。 科学や技術はもちろんのこと、およそ学問は、論文に書かれて発表されている。 通常、論文の筆者は著作権を維持しない。論文を査読した者も権利を主張しない。実に、論文は多くの者に読まれるべきである。しかし、今日、その論文の閲覧を妨げている勢力が存在する。旧態依然の出版社である。 インターネットが普及した今日、情報の公開のコストは極端に下がった。しかし、論文は依然としてペイウォールの向こう側に隠されている。なぜか。旧態依然の出版社のためである。 昔の論文は、紙に印刷されている。ほとんどの論文は、すでにスキャンされ、少なくとも画像という形で電子化されている。しかし、その論文を簡単に読むことは出来ない。何故か。旧態依然の出

  • 邪悪なEPUBを支援してはならない

    のEPUBの策定団体が、時間の問題で政府の支援を受けられないから支援してくれといっているが、支援してはならない。なぜならば、EPUBは邪悪だからだ。 EPUBの規格は、設計的な欠陥であるDRMを利用を許可している。これは許しがたい蛮行であり、人道上の罪である。 EPUBは来、必要のないフォーマットである。すでに、HTMLCSSといったドキュメントや表現方法の記述言語は、直接使うことができるのだから、それを使って書けばいいのだ。現に今読んでいるこの文章は、HTMLCSSを直接使っているではないか。もちろん、通信経路で圧縮することはできるとしても、それは通信経路の話だ。複数のデータをまとめる必要があるにしても、アーカイバや圧縮方式には多数の有名なフォーマットがあるので、どれかを使えばよい。書籍のような広範な表現方法をもつもののパッケージ方法をひとつに定めることは不可能だ。 大抵のEP

  • 本の虫: リチャード・ストールマンは常に正しかった

    Richard Stallman Was Right All Along 去年の年末頃、オバマ大統領はテロリストの容疑者を裁判や令状なしに拘束できる法に署名した。世界中で起こっている平和的なオキュパイ運動家は、権力者からテロリストだとレッテル貼りをされている。通信を監視するSOPAを成立させるような圧力もある。30年前、リチャード・ストールマンがGNUプロジェクトを立ち上げてからこのかた30年間、彼の極端な物の見方は、馬鹿げていてパラノイアじみていると嘲笑されたものだ。しかし、この2012年において、パラノイアだと思われていた予測が、現実のものになろうとしている。 ごく最近まで、リチャード・ストールマンを世間離れしたパラノイアの狂人だと一笑に付すことは簡単であった。まあ、いってみれば、奴は古臭いコンピューターヒッピーだ。地下室に引きこもって自分の世界に浸っているパソコンオタクだ。あのヒゲ、

  • 水と空気とコンテンツが無料の時代が来た

    私はこれからの時代、コンテンツは無料(ただ)になると確信している。いや、これは誤解を招く言い方である。当は、コンテンツが売れなくなるのだ。 例えば漫画だ。私は常々、最近はロクな漫画がないことを嘆いていた(ただしジョジョを除く)。しかし、今気がついてみると、私は実際には、漫画をたくさん読んでいるのである。読むべき漫画がないというのは、商業漫画の話なのだ。 pixivというWebサイトがある。これは、絵の投稿サイトである。投稿されている絵の品質は様々であるが、非常に素晴らしい絵が、毎日大量に投稿されている。絵には、漫画も含まれる。 Pixivに投稿されている漫画には、非常に面白いものもあるのだが、商業漫画たりえない理由がある。例えば絵があまりうまくなかったり、内容があまりに偏っていて、万人受けしないということである。 商業漫画は、非常にコストの掛かる商売である。漫画を印刷して全国に流通させる

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