日野原重明さん (c)朝日新聞社 @@写禁この記事の写真をすべて見る 聖路加国際病院理事長の日野原重明さん(102)が、絵本『だいすきなおばあちゃん』を発表した。朝日新聞土曜beで連載中のコラム「あるがまゝ行く」紙上で、2年前に「童話作家になる」と宣言。100歳の夢を実現させた情熱の源は何なのか、日野原さん自身が語った。 * * * 僕が書いた童話『だいすきなおばあちゃん』には、「子どもと死」「自宅でできる看取り」という二つのテーマを込めています。主人公の少女マリちゃんには、一緒に暮らす大好きなおばあちゃんがいて、おはしの持ち方やあやとりなど、毎日いろんなことを教えてもらっていましたが、やがておばあちゃんとのお別れのときを迎えます。マリちゃんは、自宅で家族と一緒におばあちゃんを看取り、その死を通じていろいろなことを学びます。実はこの童話は、僕が実際に体験したことをもとに書いた作品なんで