■メモをしないとすぐ忘れてしまうような着想こそ重要 ノーベル化学賞を受賞した福井謙一氏は、いつもメモ用紙と鉛筆を手元に用意していた。 「メモをしないでも覚えているような思いつきは、大したものはない。メモをしないとすぐ忘れてしまうような着想こそ重要なのだ」 と語っている。 (太字は引用者による) ― 樺 旦純 『「一瞬のひらめき」を活かせる人活かせない人―「発想の瞬発力」がつく90のスパイス』p81、 大和書房 2000年 「何だっけ……。思い出せないということは、大したアイディアじゃなかったんだ」 と、よく負け惜しみ半分で言ってしまいます。でもそうではないですね。 特定の状況下で特定の刺激を受けて生まれたアイディアは、通常モードの思考プロセスでは到達できない地点にまで達して生まれたがゆえに、頭だけで再構成するのは難しい……ということだと思います。メモ重要です。 ■考えをメモする ≠ メモ