山形県がホームページなどで「全国で唯一、全市町村で温泉が湧く県」とPRしていることについて、新潟県でも全市町村で温泉が湧出していることが読売新聞の調べでわかった。 山形県は「訂正も含めてPR方法の変更を検討したい」としている。 県みどり自然課によると、1993年から全市町村で温泉が湧出するようになった。県はホームページで、「全ての市町村に温泉が湧出する全国唯一の県」と明記し、「温泉王国」をうたって観光のPRに利用している。 ところが、読売新聞の調べでは、山形県以外にも少なくとも新潟県で全市町村から温泉が湧出することが判明。同県環境企画課によると、2005年からで、現在も30市町村の全てで温泉が湧く。 山形県は「自治体合併などで他県の状況を捕捉しきれなかった。事実関係を調査して対応したい」としている。